掲載日 : [20-09-16] 照会数 : 12770
東京韓国学校 お待たせ!「オリニ土曜学校」
[ 12日からスタートした東京韓国学校幼稚部の土曜学校 ]
幼稚部に限定しスタート
毎年4月に開講していた東京韓国学校(呉公太理事長、郭尚勲校長)の「オリニ土曜学校」が新型コロナウイルス感染拡大のため、再三にわたって延期していたが、5か月遅れとなる12日にようやくスタートした。
同校の土曜学校は満4歳の幼児から中学生まで毎年700人程度が受講している「マンモス学校」だ。今年も多くの問合せが相次いでいたが、何度も延期していた。
このため同校では募集対象を「幼稚部」の5歳クラスだけに限定し、定員を大幅に削減する対策を取った。その結果、84人が登録した。
待ちに待った開講には72人のオリニが保護者に連れられて登校した。通年なら教室まで保護者が見送っていたが、今年は校門までに制限した。
3密を避けるため1クラス15人程度にしたほか、開講式は取りやめた。
ボランティアにあたった高等部生徒の案内で教室に入ると、オリニたちは自己紹介に続いてさっそく韓国語の授業に臨んだ。テレビ画面にアニメで再生される韓国の童謡や音楽が映し出されるとオリニたちもリズムを合わせるなど、すぐに仲良くなり、先生の質問に競いあって返事する元気な姿が見られた。
開講式のほか、期間中に実施していた運動会、民俗の日(旧正月)イベント、修了式も今期は取りやめる予定だ。
郭校長は「5歳だけに限定し少し寂しい土曜学校となったが、オリニたちの元気な姿と笑顔を見ると開講できてよかったと思う」と語った。
杉並区在住の保護者は、「学校側の徹底した防疫対策があるからこそ、安心して子どもを任せられる。開講の日を迎えられたことに校長はじめ教員のみなさんに感謝したい」と目を細めていた。