在日同胞社会地位向上セミナーが4月24日に開かれ、今年度の活動方針を中央本部の各局が全国の事務局長に説明した。
セミナーでは、中央本部の鄭文吉事務総長が韓国の国旗・太極旗の成り立ちから民団の創立までを時系列で解説した。独立を求めて留学生が決起した1919年の2・8独立宣言と3・1独立運動、当時使用されていた「朝鮮国旗」にも触れた。植民地時代の在日同胞の民族運動として、後に民団初代団長になる朴烈の民族運動に言及した後、日本の敗戦と在日朝鮮人連盟(朝連)結成、民団創団までを語った。
続いて殷勇基弁護士が「永住取消法案」と題して入管法改定案の導入経緯と問題点について解説した。参加者からは外国人材の受け入れに門戸を開く一方で、すでに「永住者」として長年日本で暮らす者の資格を取り消す「飴と鞭」法案だ、との厳しい声が上がった。
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