RSFは毎年、180カ国・地域を対象にジャーナリズムの現実を評価し、報道自由度ランキングを作成している。韓国は06年に31位を記録したが、16年は70位と10年間で40ランク近く落ち込んだ。17年は63位、18年は43位だった。
RSFはアジア・太平洋地域の分析報告書で、韓国について「民主主義が安定している国々では、政府が報道の自由を抑圧するための口実として国の安全保障を利用することもある。韓国には敏感だと判断される情報、特に北朝鮮に関する情報を公表する行為を重く処罰する法(国家保安法)が存在する」と指摘した。
韓国は20年もアジア諸国で最上位を守った。アジアでは台湾が1ランクダウンの43位、日本が1ランクアップの66位、中国が前年と同じ177位など。
北朝鮮は18年の米朝首脳会談をはじめとする開放的な態度が前向きに評価され、19年は179位と1ランクアップしたが、20年は再び最下位の180位となった。
ランキング1位は4年連続でノルウェー。フィンランドが前年に続き2位となった。米国は45位だった。
【聯合ニュース】