新型コロナの影響により多くの国でスポーツ大会が延期や中止に追い込まれているなか、韓国プロ野球の開幕は世界的な関心を集め、海外メディア20社余りの記者がソウル・蚕室や仁川の球場を取材に訪れた。
斗山ベアーズとLGツインズの試合が行われた蚕室野球場を訪れた日本テレビ・ソウル支局の尼崎拓朗特派員は「日本プロ野球は開幕日を決められずにいるが、韓国はどのようにして野球を始めるのか知りたい」とし、球場に入る際の検温やマスク着用の案内などを挙げ、韓国が防疫を徹底している感じだと話した。
また、日本でもスポーツライブ配信サイトのSPOZONEで韓国野球を視聴できるとし、これは日本の野球ファンにとって歓迎すべきニュースだと伝えた。
米紙ロサンゼルス・タイムズのビクトリア・キム特派員は同球場で「米国は新型コロナの影響でスポーツイベントが開かれていない。韓国はどんな過程を経てプロスポーツのレギュラーシーズンを開幕し、どんな方法でリーグを実施していくのか確認したかった」と、取材に訪れた理由を語った。野球は米国で非常に人気があり、米国でも韓国プロ野球への関心が高まったという。
キム特派員は「韓国野球は『応援文化』で有名だが、無観客の間はどうするのか」との問いも口にした。この日、蚕室野球場ではマスク姿のチアリーダーがテレビなどで試合中継を見ているファンのために応援のダンスを踊った。
【聯合ニュース】