掲載日 : [20-06-11] 照会数 : 15817
10月の韓国国体、開催地の慶北が1年延期を要請

[ 第101回慶北国体のポスター ]
10月8日に亀尾市と慶尚北道一円で開幕が予定された全国体育大会の開催地である慶尚北道は10日、新型コロナウイルスの感染拡散を考慮し、大会を来年に延期してほしいと政府に要請した。
李喆雨慶北知事は同日午前、丁世均首相の主宰で開かれた「新型コロナウイルス中央災難安全対策本部」のネット会議で、「全国体育大会に選手などがコロナに感染する状況が発生してはならず、安全が最優先だ」とし、「防疫当局と文化体育観光部が話し合い、今年の大会を来年に延期する案を検討してほしい」と要請した。
これに対し、文化体育観光部では延期した場合、次期開催地も順延されるため、来年の蔚山、再来年の全羅南道の協力が必要だとし、大韓体育会と防疫当局、次期大会の広域団体と協議して最善の方策を講じると明らかにした。来年以降のメーン開催地は以下の通りだ。蔚山(2021年)、全羅南道・木浦(22年)、慶尚南道・金海(23年)、釜山(24年)
ただ、大韓体育会では規定上、大会の中止は可能でも延期は不可能とし、規模の縮小なども考慮した上で大会は予定通り開催し、可能な種目だけでも行うとの立場を示した。
韓国国体は過去100回の大会で延期された事例はなく、中止は日中戦争期の1938~44年、韓国戦争勃発の1950年がある。