掲載日 : [20-06-17] 照会数 : 13325
「大きな失望と憤り」中央団長が談話…北の連絡事務所爆破で
北韓が16日、開城の南北共同連絡事務所を爆破したことに対し、民団中央本部の呂健二団長は「韓半島の平和と安定を願う私たちの期待を裏切り、大きな失望と憤りを禁じ得ない」との談話を発表した。
談話文
北韓は6月16日午後、開城の南北共同連絡事務所を爆破した。この非常識な行為は、韓半島の平和と安定を願う私たちの期待を裏切るものであり、大きな失望と憤りを禁じ得ない。
南北共同連絡事務所は2018年の「板門店宣言」に基づき開設されたものである。この建物を北韓が一方的に破壊したことは、「板門店宣言」を破棄するに等しい行為であるといっても過言でない。
また、韓半島の和解と平和の新時代をうたった南北共同宣言から20年を迎えた日の翌日に破壊行為が行われたことは、韓半島の平和を願うすべての人の思いをさらに踏みにじるものである。
私たちは、北韓が無謀な言動によってこれ以上事態を悪化させず、民の安寧を優先し、開放と民主化への道を歩むよう強く求める。どの国も孤立して生きることはできない。同時に、韓半島に軍事的緊張が高まることのないよう、韓国が国際社会と共に万全の態勢を取るよう求める。
2020年 6月17日
在日本大韓民国民団中央本部 団長 呂健二(ヨ・ゴニ)