中央本部(呂健二団長)は1月1日午後に発生した、能登半島地震の発生を受け、5日午前、緊急会議を開いた上で、呂健二団長を本部長とする「能登半島地震同胞被災者支援対策本部」を設置した。
4日に石川本部から、KJアプリを通じて被害状況報告があり、同胞の人的被害はなかったが、災害地域では断水、停電、通信切断、道路寸断で物資の届かない状態が続いているほか、同胞経営の店舗や建造物が余震や津波の被害を受けたという。
中央対策本部は石川本部と第1回目協議を7日、第2回目の協議を11日に行った。
支援活動も続いており、10日から同胞慰問活動として七尾市4軒、鹿島郡1軒と同胞宅を訪問した。17日は七尾市5軒、20日には七尾市7軒に対し慰問金と物資伝達するなど救援活動に入った。
対策本部は被災地の継続した状況把握で石川本部と共同歩調、引き続き同胞被災者の把握、支援を続ける。
対策本部と石川本部事務局では早朝から団員の安否確認を行っている。一日何度も同胞宅に電話をかけ、安否確認や被害状況を把握を急いでいる。
現地入りが可能になったら協議の上、炊き出し等を行う予定で、呂本部長以下、非常事態態勢で被災地情報を全職員が共有できるように中央対策本部を稼働している。
17日現地入りした呂本部長は李根茁副団長と婦人会劉代永会長と一緒に、同胞宅を回りながら、被災状況を確認した。
対策本部事務局の李相哲生活局副局長は「物資は現地で足りているようだが、発表によると液状化により道路寸断で救援物資輸送に大きな支障が出ている」とし「物資支援より、募金活動で被害同胞を支援してほしい」と説明した。
また対策本部では、同胞被災者に対しできる限りの厚い支援の手を差し延べたい考えで、「能登半島地震同胞被災者緊急支援募金」もはじめた。
誠金者名簿は後日、民団新聞に掲載を予定している。
「能登半島地震同胞被災者緊急支援募金」
あすか信用組合 恵比寿支店
普通預金 75908
災害義捐金 団長 呂健二
(サイガイギエンキン ダンチョウ ヨゴニ)
もしくは、
あすか信用組合 恵比寿支店
普通預金 0064292
民団中央生活局 生活局長 徐元喆
(ミンダンチュウオウセイカツキョク セイカツキョクチョウ ソウォンチョル)