日本を訪問している韓国の金振杓国会議長が26日、東京の国会で額賀福志郎衆院議長と会談した。
金議長は「今年7回の首脳会談をはじめとする韓日間の緊密なコミュニケーションを通じ、両国関係の問題を克服し、韓日安保協力を実現するきっかけができた」と述べ、「韓国国会議長として6年ぶりに日本を公式訪問することを嬉しく思うとともに、今回の訪問が両国間の議会外交と韓日関係をさらに活性化するきっかけになることを願っている」と挨拶を述べたうえで「特に若者層で友好的な認識が高まっていることをうれしく思う。日本を訪れる韓国人の規模もコロナウイルス感染症以前を超えた」と両国関係の改善状況を評価した。
また「韓日関係の正常化が経済面にも大きな成果をもたらした」と評した。緊急時に通貨を融通する通貨スワップ協定を上限100億ドルで8年ぶりに締結したことや、輸出規制措置の解除により韓日間の貿易規模が輸出規制前の2018年の水準を回復したことを挙げた。
額賀氏は金議長の訪問を歓迎しながら、国際情勢が厳しさを増す中、両国が着実に協力していかなければならないと強調した。両国間の活発な人的交流を高く評価するとともに、両国議員連盟総会が今年の東京開催に続き、来年はソウルで開催されることを希望すると述べた。