掲載日 : [23-09-08] 照会数 : 3507
光復節78周年各地で式典「地域社会と共生誓う」
[ 式典後、「プルコギパーティー」を楽しむ(長野) ]
[ 参加者全員で万歳三唱(愛知) ]
[ 式典後の祝賀公演(三重) ]
78周年光復節式典が8月15日を前後して各地で開催された。主催本部の各団長は韓日交流を活発化させ、地域社会との共生に努力していくことを誓った。2部では趣向を凝らしたアトラクションで参加者を楽しませた。
【東北】
宮城(李純午団長、8月15日=同本部) 関東大震災から100年の節目を前に、第2部では石巻市出身の布施辰治弁護士に光をあてた。同弁護士を顕彰する会の三條信之事務局長が映像で業績と背景を紹介。関連して民団中央本部の李根茁人権擁護委員長がヘイトスピーチ撲滅に向け、今後の取り組みについて報告を行った。式典後は県日韓親善協会とボウリング大会を楽しんだ。
岩手(李大炯団長、8月14日=同本部) 李団長は慶祝辞で「尹錫悦大統領の就任で韓日関係が飛躍的に改善された」と歓迎した。式典を終えて巡回領事業務を実施した。
【関東】
神奈川(李順載団長、8月15日=神奈川県立音楽堂) 2019年以来、4年ぶりの通常開催、700人が集まった。京畿民謡・京畿道舞踊団が公演で祝賀ムードを盛り上げた。李団長は「同胞の生活基盤、次世代育成、韓日友好に努めていく」と抱負を述べた。
千葉(高炳佑団長、8月12日=九十九里浜真亀海岸海の家「かねせん」)
地元の海産物を中心とした料理を味わい、カラオケに合わせて踊った。参加者には各三機関長賞、傘下団体長賞、各支部団長賞など合わせて70の景品が抽選で配られた。名物の地引網は台風の影響で見送られた。
茨城(金桂一団長、8月25日=水戸市内のホテル) 第2部では北送で引き裂かれた北韓の肉親を思いヤン・ヨンヒ監督が制作したシリーズ第三作「かぞくのくに」を上映した。金団長は韓日交流をもっと活発にしていきたいと述べた。
埼玉(崔洛文団長、8月11日=同本部) 崔団長は懸案の次世代育成にみんなで努力しようと呼びかけた。第2部で景民杓常任顧問が「民主主義を得られた大韓民国」と題して講演、併せてドキュメンタリー映画「伊藤博文を撃った安重根」が上映された。
西東京(崔貫一団長、8月11日=同本部) 第2部で北韓を舞台にした映画「クロッシング」を上映した。式典で崔団長は「在日同胞社会の安定と韓日関係の発展に力を注いでいきたい」と抱負を述べた。
群馬(趙武雄団長、8月6日=太田八王子農園) 趙団長が中央団長の記念辞を代読。権慶雄副議長が決議文を読み上げ、会場の拍手で採択された。スロ‐ガンは事務職員の金真利子さんが担当した。駐日韓国大使館から裵京澤総領事が参席し尹徳敏大使の祝辞を代読した。
長野(金龍洙団長、8月11日=同本部) 式典後、婦人会長野本部(金美恵子会長)の振る舞いで「プルコギパーティー」を楽しんだ。県日韓協から萩原清会長が参加した。
新潟(鄭和仁団長、8月15日=同本部) 第2部でDVD「あなたが大韓民国です」を鑑賞した。県本部会館での式典は4年ぶり。鄭団長は「今後も団結して在日同胞社会をより一層発展させていこう」と呼びかけた。
【中北】
愛知(河隆實団長、8月20日=同本部) 河団長は「今年は韓日関係が良くなっていくと思う。地域共生に努力し、在日同胞社会の発展にまい進していこう」と呼びかけた。2部で映画「ラスト・プリンセスー大韓帝国最後の皇女」が上映された。
式典に先立ち豊田支部の朴相吉顧問に金亨駿駐名古屋総領事から国務総理表彰が贈られた。また、瀬戸、新西、豊田の3支部には河団長から褒章があった。
岐阜(金尚道団長、8月12日=同本部) 金団長は「先人同胞たちの強く熱い火を消さず、次世代に受け継げるようにしていく」と決意を述べた。2部では駐名古屋総領事館の金星秀総領事が「未来志向的韓日関係及び韓半島平和統一の道」と題して講演した。
三重本部から殷慶基民団団長と婦人会の尹栄子会長が参席した。
三重(殷慶基団長、8月19日=四日市市内のホテル) 殷団長が「韓日両国の友好が前向きに進んでいくことを願っている」と期待を寄せた。懇親会で韓国でCDデビューした日本人トロット歌手、林マリコさんの歌謡ショーがあった。
【近畿】
兵庫(金泰煥団長、8月11日=神戸文化ホール・大ホール) 第2部で韓日交流の促進をめざす「韓国文化の祭典」を開催した。
神戸と宝塚のオリニがそれぞれの「土曜学校」で習い覚えたプンムルとK‐POPダンスで競演、青少年も負けじとK‐POPダンスを披露した。また、韓国伝統芸術団「サランバン」、「SPAX」、「B・CROW」、氷丘中学校国際交流部も出演した。観客は1000人を数えた。
京都(金政弘団長、8月21日=ロームシアター京都サウスホール) 式典には京都市長、府知事、日韓親善府議会議連、日韓親善京都市議会議連、京都日韓協などから祝辞が届いた。また、昨年、国民勲章柘榴章を受章した南京都支部の李基安常任顧問への伝授式も行われた。第2部では韓国伝統文化公演が行われた。
奈良(李勲団長、8月13日=同本部) 李団長は「創団精神のもと、内外の課題に対応する力を備えていきたい」と述べた。大阪大学の黄鎭杰講師が「日・韓のコミュニケーション・スタイル‐『潜在化』と『顕在化』のメカニズム‐」と題して、両国の日常における言語の違いについて講演した。
滋賀(金東凡団長、8月27日=同本部) 金団長が「韓日関係が良くなっている。民団としても地域交流を深め、両国のよりよい関係構築に尽力していこう」と呼びかけた。式典後、白眞勲前参議院議員(立憲民主党)が「アジアと平和と安定」と題して講演した。
【中国】
広島(金基成団長、8月10日=同本部) 林始興駐広島総領事が5月の尹錫悦大統領と岸田首相の韓国人原爆犠牲者慰霊碑訪問に触れ、「歴史的な瞬間」と称えた。広島韓国奨学会からは大学生4人に奨学金が授与された。2部では広島韓国教育院の協力のもと、韓国伝統文化公演が行われた。
鳥取(黄龍也団長、8月5日=同本部) 式典後、第66回在日講座に移り、映画「在日」(呉徳洙監督、1997年)と杉尾秀哉参議院議員(立憲民主党)による内閣委員会での質疑の模様を上映。その後、実行委員長の薛幸夫常任顧問と大空信氏(高校教諭)、西村芳将氏(県職員・地域史研究家)による鼎談があった。
島根(金吾男団長、8月15日=同本部) 体調を崩した金団長に代わり、李燮潤顧問があいさつ。青年訪韓団を率いて初訪韓した29歳当時の感激を振り返った。丘英仁事務局長が決議文を読み上げ、崔明美婦人会長の万歳三唱で締めくくった。
【九州】
佐賀(朴弘正団長、8月11日=佐賀市内のホテル) 第2部で北九州私立大学の李錦東特任准教授が「コリアの『光復』 その歴史と将来への光」と題して特別講演。さらに、映画「雪道」を上映した。
大分(呉成秀団長、8月11日=同本部) 呉団長は「われわれの祖国は数々の試練を克服しながら進化してきた。困難な時代、苦難にあってその勇気を讃えたい」と述べた。
沖縄(南成珍団長、8月15日=那覇市内のホテル) 式典で南団長は台風6号がもたらした同胞社会の労苦を慰労し、さらなる結束をと呼びかけた。第2部では韓国と沖縄の青年たちがk‐popダンスと「エイサー」を披露しあい、交流した。最後にチェジュ航空ソウル‐沖縄往復チケットなどの商品が抽選で参加者に配られた。