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韓国新聞放送編集人協会招請討論会で朴槿恵議員が明らかにした５・16と維新に対する見解は、韓国現代史をどう見るかという認識論と結びついている。
朴議員は５・16を「不可避な最善の選択」「正しい選択」とし、維新については「歴史の判断に委ねるしかない」と述べた。朴議員は５年前、ハンナラ党予備戦の時、「５・16は救国の革命」という用語を使ったが今回は使わなかった。 民主党は、これに対して「５・16クーデターが正しい選択だったならば全斗煥の12・12クーデターも、日帝植民地支配も近代化革命になる」と主張した。民主党と朴槿恵は、明暗が混ざっている韓国現代史の一方の面だけ見ている。 民主党は５・16を民主的憲政秩序を破壊した軍事クーデターという面だけ強調する。朴正煕大統領が歴代大統領を評価する世論調査でずっと１位を占めていることについて民主党は何の説明もしない。 すべての歴史的事実がそうであるように５・16と維新には功もあって過もある。金大中大統領が南北和解の入口を開いたとすれば、その裏では違法な現金ばらまきという過ちがあった。 盧武鉉大統領が政経癒着を顕著に減らした功があるならば、社会をすべて敵・味方の争いの場にしてしまった過があった。朴正煕時代を評価する時も、他の政権と同じように功と過を共にみるという均衡性が必要だ。 功は功のまま、過は過のままに見ようという「歴史功過論」は大統領選挙勝利に没頭するあまり見失いがちな国民統合の切実さを想起させる。 歴史は、政治を貫きながら未来に奉仕してこそ本来の価値を取り戻す。韓国大統領選挙の歴史論争は功と過を共に見る目を持たなければならない。 （中央日報 7月 17日 社説）
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