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セヌリ党は20日の全党大会で朴槿恵前非常対策委員長を大統領候補に選出した。朴候補は候補受諾演説で「理念と階層、地域と世代、産業化と民主化を超え、皆が共に歩んでいく国民大統合の道を行く」と述べた。女性がわが国の主要政党の大統領候補になったのは朴候補が初めてだ。朴候補は1961年から1979年まで執権した朴正煕元大統領の娘として父に続き大統領職に挑戦する珍しい記録もたてた。 朴候補は「国家の成長が国民一人ひとりの幸福に結びつかない時代に変わった」とし、「経済民主化と福祉、雇用が三位一体を成す新しいシステムを作る」と表明した。 しかし、朴候補が解决すべき、より難しく、大統領選挙勝敗と直結する宿題は、朴候補支持層と非支持層との間に絶壁のように広がった間隔をどのように超えるかという点だ。 朴候補は大邱・慶北を中心にした嶺南圏と50代以上の有権者の圧倒的支持を受けている。半面、大統領選勝負の流れを主導する首都圏・20〜40代有権者と朴候補との間に掘られた深い谷を埋める明確な方策をまだ見いだせない状態だ。 朴候補は幼いころから、政治の中で成長した。だが、朴候補が目撃して経験し、そこから政治を学んだ1970年代と今日の間には、ものすごい変化があった。 有権者の人口構成、権力文化、言論環境など、すべてが変わった。朴候補は、候補指名された瞬間、悲壮な覚悟でこのような変化を受け入れ、その変化を超えるビジョンを提示しなければならない。朴候補がまず変わってこそ党が変わることができ、朴候補と党が共に変わってこそ、今現在、朴候補を支持していない国民に近づくことができだろう。 （朝鮮日報 8月 21日 社説）
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