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延坪島武力砲撃から2年に思う ◆韓国軍は敵の奇襲攻撃に迅速に対応しました
敵は2010年11月23日午後、大韓民国延坪島に向けて170余発の砲弾を発射するという蛮行をやらかしました。これは、敵が6.25動乱以後、はじめて私たちの領土を直接攻撃し、兵士はもちろん、民間人まで犠牲にさせた反人倫的軍事攻撃でした。 しかし、韓国軍は敵の先制攻撃が始まった午後2時34分から12分間、命がけで鎮火させ、戦列を整備して敵の攻撃開始から13分後の2時47分に対応射撃をしました。この「13分間」は、敵の砲撃終了１分後に対応したもので、攻撃準備に必要な最小限の時間だけを費やしたのです。 ◆また、強靭な精神力で効果的に対処しました
私たちの将兵たちは砲弾によって仲間が血を流す状況でも、大韓民国を守るために身を惜しみませんでした。砲弾を目の前にし、休暇中の兵士も直ちに復帰し加勢する勇猛さを見せ、ヘルメットのあごひもが燃えることも知らず、対応射撃する透徹した愛国心と精神力を見せてくれました。 一方、敵は170発を砲撃しましたが、我々の軍は80発しか発射していないことを指摘しています。しかし、当時の現場指揮官は敵の砲弾170発のうち90発程度が海上に落ち、残りの80発程度が延坪島内陸に落ちたことを勘案し、「K-9自走砲」80発（1次50発、2次30発）で対応しました。この後、敵軍が射撃を中止し、対応射撃の目的が達成されたと判断して砲撃を中断したので、80発は適切なレベルの対応でした。 また、K-9自走砲の被害半径は50メートルで敵軍の122ミリ放射砲（被害半径28メートル）や76.2ミリ海岸砲（被害半径10メートル）よりもはるかに大きな破壊力を保有しており、空中でも戦闘機のKF-16（ファイティングファルコン）とF-15K（スラムイーグル）が一斉に出撃するなど、強固かつ効率的な対応態勢を見せてくれました。 ◆韓国軍は敵に大きな被害と恐怖心を植えました
私たちが延坪島武力攻撃で軍人2人、民間人2人が死亡し、兵士16人が重軽傷を負いましたが、敵軍は我々の攻撃で10人が死亡、30人余りが負傷するなど、大きな被害を与えました。これは、北韓の「労働新聞」や米国の自由アジア放送（RFA）の報道を見ればよくわかります。
◆軍の強固なな安保態勢で敵の追加挑発を封鎖しています
延坪島武力砲撃以来、大統領は国民向け談話を通じて「必ず応分の代価を払わせる」「一つになった国民が最強の安全保障」など。断固たる対応意志を表明しました。
軍も敵の挑発意志を完全に粉砕するための安保態勢強化に乗り出しました。2011年6月、「西北島西防衛司令部」を創設し、兵力1000人を補強し、主力火器であるK-9自走砲の追加と130ミリ多連装ロケット配置など、戦力を大幅に増強しました。また、挑発原点を精密に把握することができる新型対砲兵レーダーも実戦配置しました。 これらの確固とした戦備態勢で延坪島武力砲撃以来、現在まで敵の追加挑発は一度も起こらずいます。私たちは「卑怯な平和は戦争を呼ぶ」という点をよく知っています。結論として、「延坪島武力砲撃」は、明らかな大韓民国の戦勝です。
（2012.11.20）
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