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<歴史資料館>在日史研究の第一人者・朴慶植さんを偲ぶ…没後20年 |
在日韓人歴史資料館で第16回企画展「ぷらすまいなす±私の青春」が開催されている。在日同胞史研究の第一人者、朴慶植さんの没後20年に合わせ、その生涯と業績をパネルと写真、遺品などで振り返るというもの。
植民地統治下の韓半島から1922年に渡日。40年に小学校教員免許状を取得するが、免許状には創始改名で「青木慶雄」に書き換えられていた。43年に日本大学を繰り上げ卒業。地理・歴史の中等学校教員免許状も取得した。しかし、正規教員には採用されることはなく、国民学校で代用教員に甘んじるしかなかった。
解放後は東京朝鮮中高級学校の教師を経て朝鮮大学に転任した。朝鮮総連の批判と圧力によって大学を追われるまでの約22年間に教えた生徒・学生数は数千人になる。
愛用の万年筆や朝鮮学校時代の学習指導ノート(朝鮮史1年生、朝鮮通史、朝鮮史)のほか、教員当時のスナップ写真も約60点を数える。かつての教え子たちも多数来館し、在りし日の朴先生の姿を懐かしそうに追い求めていた。
企画展は5月26日まで(日・月、5月3〜5日は休館)。開館時間10〜17時30分。受付は韓国中央会館別館3階在日韓人歴史資料館(03・3457・1088)。
(2018.3.7 民団新聞) |
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