| オール一本勝ちで金メダルを獲得しポーズをとる安昌林 | | 会場には在日本大韓体育会の崔相英会長も応援にかけつけた |
光州で行われいる2015ユニバーシアード大会で在日同胞3世の安昌林(龍仁大)が男子柔道73キロ級決勝(6日)で、ドミトロ・カニベツ(ウクライナ)を相手にわずか25秒の背負い投げで一本勝ちし金メダルを獲得した。 安は1回戦を背負い投げ、2回戦は送り襟絞、準々決勝は背負い投げ、準決勝は合わせ技とすべて一本勝ちし、「パーフェクトゴールド」を獲得した。
昨年4月、韓国代表をめざすため母国行きを決意し筑波大学から龍仁大に転学。決意を新たに柔道の名門大で猛練習を重ね、メキメキと力をつけた。国内大会で勝ち続け、国家代表トレーニングセンターの泰陵選手村入りした。
昨年10月の世界ジュニア選手権(米国)、11月の国際大会「グランプリ・チェジュ」で韓国代表に選ばれ、堂々の優勝。12月のグランドスラム(東京)でも銅メダルを獲得、今年3月の国家代表選抜大会を兼ねた「黎明杯全国柔道大会」でも優勝した。
安にとって今回のユニバーシアードが今年初の国際大会。目標は来年のリオ五輪。試合後、「韓国での大会だけにプレッシャーはあった」としながらも「世界をめざし、この間、徹底して技を磨いてきた。来年のリオ五輪では金メダルを首にかけたい」と自信を見せた。
(2015.7.10 民団新聞) |