Home > ニュース > 特集 |
| 団長候補・呂健二氏 | | 議長候補・朴安淳氏 | | 監察委員長候補・粱東一氏 | 22日の中央大会で選出
2月22日に開催される第54回定期中央大会で任期満了となる中央3機関長の改選に伴う次期3機関長立候補者が出揃った。登録期間の1月21日から23日までに中央選挙管理委員会(辛容祥委員長)に届け出たのは、団長に中央本部の呂健二議長、議長に同本部の朴安淳副団長、監察委員長に同本部の梁東一副議長で、それぞれ単一候補だった。3候補者は2月3日の近畿地方協議会(大阪)を皮切りに12日まで全国6カ所の地方協議会で開く合同演説会で所信表明を述べる。
団長立候補者の呂健二氏は69歳。中央本部の副団長を通算5期15年、議長1期、副議長1期を歴任してきた。
団長立候補の理由について、「現在、民団が置かれている状況を心配し、全国の諸先輩、仲間たちが『全国を見回しても、組織経験からいっても、君しか適任者はいない。中央団長に出馬せよ』」との力強い叱咤激励があったことを明かした。その上で「民団とともに歩んできた50年近い歳月を振り返り、この間の組織経験、人生経験を活かし、苦境にある在日同胞社会と民団を全国の仲間たちと再生させるため、その先頭に立つ決心をした」と表明した。
公約として▽地方の声に根ざした民団改革▽自主財政基盤の構築▽多様な同胞の和合と統合▽生活者団体としての役割を充実▽ヘイトスピーチ根絶▽地方参政権運動の再構築▽次世代育成事業を拡充▽韓日友好増進へ信頼関係深化‐を掲げた。
議長に立候補した朴安淳氏は73歳。1982年に東京韓国青年商工会会長に就任したのをはじめ、88年には在日韓国青年商工人連合会会長、97年からは東京韓国商工会議所副会長。06年から12年まで在日本大韓体育会会長に就いた後、12年から現在まで民団中央本部副団長を2期務めた。
「在日同胞社会は世代交代や少子高齢化、日本国籍者や新規定住者の増加などによって大きく変化してきている。いまこそ、一歩前に進む勇気と自立が求められている」と強調。「議長に就任すれば、同胞社会の実情、時代の情況を踏まえ、地方・支部・傘下団体が民主主義の原則に立って、現実的に運営しやすいよう宣言・綱領、規約規定の見直しを図る」と公約を述べた。
監察委員長に立候補した梁東一氏は73歳。瀬戸支部団長、愛知県本部団長2期を経て、中央本部副議長2期務めた。
「支部・地方・傘下団体・関連機関が発展的に生き残っていくために、いまこそ一致団結して力量を結集し、未来の世代にバトンタッチできる民団を再構築していかなければならない。同時に民団組織を守り防衛する規約に則った運営がこれまで以上に求められている」と述べた。公約として、1,6大綱領と第7次宣言、規約・規定に立脚し、不羈独立、厳正中立、公明正大に監察機関の任務を遂行2,各級機関の規約運営、人事、団務一般の成否を的確に監察3,組織防衛のための任務を徹底4,民団組織の健全な発展のため、他機関と協働して同胞社会の変化に対応した組織づくりに精励‐を挙げた。
■合同演説会■ ▽近畿=3日(土)13時半、民団大阪本部会館 ▽九州=4日(日)13時半、横浜幸銀福岡営業部8階 ▽東北=7日(水)13時半、民団宮城県本部会館 ▽中国・四国=10日(土)13時半、民団広島県本部会館 ▽中北=11日(日)13時半、TKPガーデンシティPREMIUM名駅西口 ▽関東=12日(祝)13時半、民団中央本部会館
(2018.1.31 民団新聞) |
|
|
|