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<女子美大>大学授業で韓国茶道……李瑛子さん講師に
聴講の学生2人に韓国伝統茶道を指導する李瑛子さん(右)
 韓国茶礼道研究家の李瑛子さんが23日、女子美術大学(本部=東京・杉並区)の一般教養科目「国際交流文化概論A」で90分、2年生約100人を対象に韓国伝統茶道について講義と実演を行った。韓国美術・文化研究を専門とする担当教員の古川美佳さん(煎茶道清泉幽茗流)が外部講師として招いた。

好評で連続4年目

 授業の狙いは茶を通して東アジアの生活文化の違いを知ること。冒頭、古川さんは「生活の中に芸術の心が息づいていることを韓国茶道から学んでほしい。よその国から学ぶのは自分の国をよりよく知るためだ」と説明した。

 李さんは実演にあたって学生2人を指名。韓服を身に付けてもらい、指先まで神経の行き届いた一連の所作を指導した。1煎目は色とさわやかな香りを楽しみながらゆっくり飲んだ。2煎目は少し苦く感じるため、韓菓とともに味わった。

 実演に参加した水谷初音さん(19、アートプロデュース表現領域)は、緊張したといいながらも「貴重な体験。楽しかった」と感想を述べた。同じく、保坂音海さん(19、ファッションテキスタイル表現領域)も「緊張してぶるぶるしながらやった」と語った。

 韓国茶はかま煎り。日本茶と比べると薄味だが、カフェインも少ない。試飲した学生は「日本のお茶よりマイルドな味」「色は薄いのにコクがしっかりしている」と感想を語った。

 韓国茶道の実演は毎年この時期に1回行っている。李さんの特別講義は聴講の学生から好評のため、今年で連続4回目を数えた。古川さんは「関東圏の大学が授業で韓国茶道の実演を行っているのは女子美大だけではないか」と話している。

 李さんは仁川市出身。東京・港区南麻布の自宅で韓国茶礼道教室を開いている。社団法人韓国茶礼道協会東京支部長。

(2017.6.28 民団新聞)
 
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