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【埼玉】JR新大久保駅(東京都新宿区)で誤って線路に転落した見ず知らずの人を助けようとして自らも命を落としてしまった韓国人留学生、李秀賢さん(26)=当時=。彼の行為を通して「命の重みと大切さ」を考える道徳の授業が1月28日、越谷市立城ノ上小学校(若田範之校長、児童数715人)で行われた。 この日、福島早苗教諭が指導にあたった授業には秀賢さんの両親も参加した。対象は卒業を控えた6年生。毎年、秀賢さんの命日(1月26日)の前後に実施している。教材としては副読本(学研・6年生用みんなの道徳)に掲載された「ラッシュアワーの惨劇」を使っている。 児童は秀賢さんの行為について、「知らない人でも命の重さは同じ。ためらっていては助からないと思った」「命は一つしかない。助けなければきっと後悔すると考えたのでは」など、さまざまな意見を述べた。「命の大切さを学んだ」といった感想も聞かれた。 授業を見守っていた父親の盛大さん(73)は、「息子の留学は途中で途切れたが、今日の授業を聞いて『韓国と日本の懸け橋になりたい』という息子の希望は実現したと思う」と感想を述べた。 (2013.2.13 民団新聞) |