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関東大震災86周年追念式 共生社会実現に尽力
約200人が参列した東京での86周年追念式(1日=韓国中央会館)
 関東大震災(1923年)から86周年の9月1日、東京、神奈川、千葉、埼玉など、関東地区の民団は、同大震災の混乱時に日本の軍隊・警察や各地につくられた自警団などによって虐殺された6000人以上といわれる同胞の冥福を祈る慰霊祭を今年も各地で開き、真相の究明を求めるとともに、二度とそのような悲劇を繰りかえさせないとの決意を新たに、地域での共生共栄社会構築へ尽力することを確認した。

悲劇の再発防止誓う

 東京・南麻布の韓国中央会館で営まれた第86周年関東大震災殉難同胞追念式には、民団中央本部の鄭進団長、黄迎満議長、金昌植監察委員長ら幹部、婦人会中央本部の余玉善会長、民団東京本部、婦人会、青年会の幹部をはじめ約200人が参列した。

 東京本部の金秀吉副団長は経過報告で「韓国人は虐殺にあっても国がないため抗議はもちろん、調査要求もできなかった」と指摘、震災後86年、戦後64年の今日もなお、日本が犠牲者に対する補償責任を果たさぬばかりか、事実の隠蔽を図り、事件の全貌が明らかにされていないことを批判した。同時に「われわれの生活権拡充運動や地方参政権獲得運動は、そのような悲劇が繰り返されないよう、真の善隣友好への懸け橋をつくるものでもある」と強調した。

 鄭進中央団長による代表献花の後、李時香東京本部団長は追念辞で「日本社会は大虐殺に対する事実を消し去ろうとしている。われわれも86年という歳月により歴史的認識が希薄化している」と述べ、「われわれには、二度とあのような蛮行が起きないようにすべき使命がある」と力説した。

 李団長は、「子々孫々が安心かつ平和に暮らしていけるよう、同胞の権益擁護とあわせて居住地域における共生共栄社会の構築へ、同胞が団結して尽力する」ことをあらためて表明した。

 参列者は、中央本部役員・顧問らを先頭に、白菊で飾られた祭壇に次々と献花し、同胞犠牲者の冥福を祈った。大震災が起きた午前11時58分を期して全員が起立して黙祷を捧げた。

(2009.9.2 民団新聞)
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