徐龍達さん(桃山学院大学名誉教授)の論文「韓・日比較からみた定住外国人の地方参政権」が、日本地方自治研究学会(会長、河野正男・中央大学教授)の07年度学会賞(論文部門)に選ばれた。授賞式は9月29・30の2日間、尾道大学で開催された日本地方自治研究学会の第24回全国大会の場で行われた。
審査委員長の本田弘・日本大教授は「日本における定住外国人への地方参政権の付与・確立を、韓国を含む諸外国の動向分析から総合的に比較論究した点で独創性を指摘できる」と評価している。在日の市民的権利に関する論文で日本の学会賞を受賞したのは徐さんが初めてとされる。
日本地方自治研究学会賞は学会が会員の優れた研究業績を顕彰することを目的として設けた。論文部門と著作部門の2部門がある。徐さんの論文は『地方自治研究』に投稿された9本の中から選ばれた。
(2007.10.10 民団新聞)
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