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サッカー協会が役員大刷新…洪明甫・朴智星、W杯4強陣を抜擢 |
サッカー韓国代表チームの総崩れとフース・ヒディンク前監督の選任論議で危機に陥った大韓サッカー協会(鄭夢奎会長)は、2002年ワールドカップの4強メンバーを前面に起用する人事カードを取り出した。
大韓サッカー協会は8日、辞意を表明した金鎬坤副会長兼技術委員長と李容秀副会長などの後任を補選する新役員を発表し、組織改編を断行した。
専務理事に洪明甫前代表監督(48)、ユース戦略本部長に朴智星(36)氏を抜擢した。
洪明甫専務理事は協会の行政を総括する予定であり、チョン・ハンヂン元国際チーム長(47)は新設した事務総長に就任し洪明甫専務理事を補佐する。
朴智星戦略本部長は、青少年選手育成の政策を樹立して実践する役割だ。ユース戦略本部はこれまで技術委員会の傘下組織だったが本部に格上げされた。
このほか既存の技術委員会は、中・長期政策の立案と技術研究の機能を担う、技術発展委員会に改編され、李林生前中国天津監督(46)が委員長を務める。
学校とクラブリーグの統括と制度改善を担当する副会長には崔英一前東亜大監督(51)が、大会委員長には趙徳済元水原FC監督(52)が選ばれた。
サッカー協会側は「執行部の自然な世代交代だけでなく、専門性を持った能力のあるサッカー界の人材を発掘して育成する意志を反映した」とした。2002年韓・日ワールドカップ4強神話の主役を前面に出して、幅広い支持を得ようという計画だ。
14年ブラジルW杯で、予選リーグ敗退の責任を負って代表監督を去った洪明甫氏は「指導者の経験が今回の専務としての仕事を遂行していく上で大きな助けになるだろう」と述べた。引退後は国際サッカー連盟(FIFA)のマスターコース課程を踏むなど、行政家としての準備をしていた朴智星も、父の朴ソンヂョン氏を通じて「韓国サッカーの発展のためにどのような役割をしていくのか悩んできた」と述べた。
ただしサッカー協会がスターを前面に出して責任逃れしようとしているという指摘は避けがたい状況だ。実際に、洪明甫専務と朴智星本部長は、まだ行政経験がなく、彼らとともに実務を担当する組織役員もまた同様に重要になる見通しだ。
これに関して韓国サッカー協会では、「今後は室長、チーム長級の人事も全面的に刷新し、能力のある若い人材を抜擢していく」と明らかにした。
(2017.11.15 民団新聞) |
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