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<民団新年会>「韓日関係揺るぎなく」…連携強化へ誓い新た
500人が参加した民団中央・東京本部合同新年会

東北アジア平和・発展にも

 民団中央本部・東京本部合同主催の2013年新年会が9日、都内のホテルで開かれ、首都圏をはじめ全国主要本部の幹部や韓日両国の国会議員、友好団体代表を含め500人が参加した。参加者は、日本に続き韓国でも新政権がスタートする今年こそ未来志向の新たな両国関係を築き、東北アジアの平和と発展のためにも両国が率先して連携を強めていかねばならないとの思いを新たにした。また、民団を中心とした在日同胞の「韓日間の懸け橋」役割の一層の強化を誓うとともに、永住外国人への地方参政権の早期実現に尽力することを確認した。

 中央本部の呉公太団長は開会のあいさつで、「昨年は、何と言っても私たち在外国民が初めて国会議員選挙と大統領選挙に1票を投じることができた、歴史に刻まれる画期的な1年でした」と述べ、「私たちは大韓民国の堅固な安保体制と北韓の核放棄を土台に、新大統領が描く韓半島信頼プロセスの定着化に歩調を合わせていく」と強調した。

 同時に「これまで私たちは地域社会の発展に貢献してきたが、それをさらに積極的に推進するために昨年、民団の綱領に新たに『日本の地域社会に貢献すること』を鮮明にした」と指摘。参加した日本の国会議員に対し、「日本の皆さんと同じように、納税をはじめとした多くの義務を果たしている生活者である在日韓国人の声を真摯に受け止めていただき、この場をお借りして、地方参政権の1日も早い実現をお願いする」と表明した。

 呉団長は「今年、韓日両国では新しい指導者による未来志向の韓日関係が始まる」と強調、安倍晋三日本首相の特使として額賀福志郎・元財務相が4日に訪韓して朴槿惠大統領当選人と会談したことに言及、「東北アジアの平和と発展のために、今年こそ韓日両国が率先して連携しなければならないと思う新年の初頭に、日本の新しい政権が韓日関係においてまさに幸先のいいスタートを切って下さったことに敬意を表します」と述べた。

 さらに「日本に定着した生活者団体の民団も、今年はさまざまな分野で韓日交流の窓口になって共生の道を模索していく」と力説、「私たちに課せられた課題は多く、道のりは険しいでしょう。しかし、韓商連と在日韓国人信用組合協会を中心にした在日経済の活性化と、民団の基盤が盤石であれば、私たちは追い風を呼び込むことができると確信します」と表明、民団を中心としたより一層の結束を呼びかけた。

 李明博大統領は、新年辞(申珏秀駐日大使代読)で「今や大韓民国は経済のみならず、文化強国、スポーツ強国、環境強国として浮上し、世界の中心国家の一員として躍進しています。『水到船浮』即ち『水が十分に増えれば大きな船も自ずと浮かぶ』という古くからの言葉のように、伸張した国力を基に世界に向けて帆をあげて力強く進むべき時です」と述べ、「朴槿惠大統領当選人を中心に国民的エネルギーを結集し、一丸となって努力すれば、新年は危機の最後の峠を越え、私たちが暗いトンネルの先の明るい光を世界でまっさきに見ることでしょう」と国民を激励した。

 続いて、朴槿惠大統領当選人が新年に際して民団団員を始めとする在日同胞に寄せた日本語字幕付きビデオメッセージが上映された。

民団に「懸け橋」を期待…韓国側来賓
「地方参政権」超党派で…日本側来賓

 日本側来賓として額賀福志郎・自民党衆議院議員(元財務相、日韓議員連盟幹事長)、山口那津男・公明党代表、大畠章宏・民主党代表代行、志位和夫・日本共産党委員長、福島みずほ・社会民主党代表、鈴木宗男・新党大地代表が祝辞を述べた。太田昭宏・国土交通相(公明党全国代表者会議議長)も駆けつけあいさつした。

 各党代表らは、韓日両国間には難しい懸案問題も存在するが、両国・両国民の発展および東北アジアの平和と繁栄のために、懸案を乗り越えて新たな友好関係を構築するのに力を尽くすと表明した。また、両国関係において大事なのは人間関係だとし、「懸け橋」としての民団の役割に感謝を述べた。

 今月4日に安倍首相の特使として訪韓し、朴大統領当選人と会談した額賀議員は、「日本と韓国の国民は交流を深めており、両国国民の交流は政治より10年先んじて行われている。国民の意思を政治家は曲げてはならない。政治が国民の意思を妨げないよう、確かなリーダーシップを発揮しなければならない」と述べた。

 山口公明党代表、大畠民主党代表代行、志位日本共産党委員長、福島社会民主党代表らは、超党派で力を合わせて、永住外国人への地方参政権付与実現に努めることを改めて明らかにした。

 韓国側来賓は黄祐呂・韓日議員連盟会長(セヌリ党代表)、金守漢・韓日親善協会中央会会長、金慶根・在外同胞財団理事長が、それぞれ祝辞で、民団を中心とした在日同胞の祖国発展への変わらない声援と支援、および韓日友好協力関係の強化・発展のための協力と支援に感謝を述べた。また、韓日関係の重要性を改めて強調、揺るぎない韓日関係の構築に向けた民間レベルの草の根交流の拡大と相互理解・信頼の向上のために、民団の積極的な活動に強い期待を表明した。

 東京本部の金龍濤団長の乾杯の音頭で懇親に入った。参席者は、安倍新政権に続き朴新政権が発足する新年を、韓日両国がこれまでの友好協力を踏まえて真の未来志向の関係構築に尽力する年にしなければならないとの認識を同じくし、新指導者による確かなリーダーシップの発揮へ期待を表明した。

 また、韓日民間交流の最前線にあり「両国の懸け橋の役」を果たしている民団の役割の重要性を再確認した。

(2013.1.16 民団)
 

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