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乙酉 干支で占う今年(05.1.1)
同胞和合も、韓日関係も…「キーワードは〈熟成〉」に

 韓日関係や在日同胞にとって大きな節目が重なる今年の干支(えと=十干・十二支)は、「乙酉(きのととり)」である。十干と十二支の巡り合わせで見ると、今年はどんな年なのか。

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熟成から誕生へ

 今年の十干である乙(きのと)とは、陰の気を持つ木星という意味で、消極的ながらも、ものの始まり、新しい秩序の形成、変化への期待を示している。ただし木星は静と動、隠と激との二項対立では静、隠に属していて、時代はまだ激しい変革を望んでいない。何かの誕生・変動を予感させつつも、穏やかな進行によって何らかの変革が実現する可能性が高い。

 十二支の酉(とり)の漢字は、もともと甲骨文字・金文文字などの象形では、酒を醸(かも)す壷をかたどったものだ。この文字を部首(とりへん)とする漢字は、その全てが酒など醸造に関係している。

 十二支獣の鶏(にわとり)は、時を告げる鳥として何かの始まりを予告する存在とされる。とり年とは何かが熟成し、新たな何かの始まりを告げるものでもある。ただし、その新たな何かについては未知数で、吉兆の確信を持てない。鳥の中では鶏の存在感が今一つ弱いのである。

 一方で、漢字の持つ縁(えにし)に注目すると、韓半島にとって鶏の文字が持つ力は決して脆弱なものではない。新羅の別称「鶏林」にかかわりがあるからだ。鶏林とは、新羅の始祖王が鶏卵に入って天から降臨したという建国神話にちなんでいて、鶏卵も新しい生命の誕生を告知するものである。さらに鶏林の名称は、新羅滅亡後も韓半島を示す語としてずっと生き続けていた。今年、韓半島に限って大きな変動があるかもしれない。

 それは在日社会にもあり得る。今年は光復60周年だ。民団と朝鮮総連の和合も『熟成』しつつある。また、韓日には40年にわたる国交があり、ついに「韓流」・「ヨン様」まで登場した。韓日関係はやっと『熟成』の入り口に差しかかったとも言える。

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過去の酉年に何が

 前回の1993年、第14代大統領に金泳三(敬称略・以下同)が就任した。この年の夏、大田で万国博が開催された。北韓では、金正日が国防委員長に推戴されている。

米ソが南北分割

 1981年、韓国に民主主義の胎動が見え隠れし始め、鶏は夜明けの時を告げようとしていた。前年の光州事件以来の戒厳令が解かれ、全斗煥が第12代大統領に当選した。一方で、金大中に内乱罪で死刑判決が下る。

 1969年、この年に大統領三選改憲国民投票があり、朴正煕大統領の三選が事実上承認された。南北対立は激しく、前年は北韓による武装ゲリラ事件やプエブロ号拿捕があった。

 1957年、韓国戦争の傷はまだ癒えていない。この年の国連総会は国連監視下の南北総選挙の実施を決議した。1945年、日本の敗戦が決定した8月15日、その日のうちに朝鮮建国準備委員会が結成されたが、翌日には米ソが38度線を占領境界として確定し、現在まで続く南北分断がこのとき始まった。

 1933年、植民地下の朝鮮で農漁村振興運動が実施され、京城(ソウル)放送局では日本語と韓国語の二重放送を実施、ソウル・東京間の直通電話が開通した。弾圧や抑圧の風がやや緩んでいた時期にあたる。

 1921年、産業調査委員会が開催され、すでに終わっていた土地調査事業と並んで、日本の朝鮮経済支配(収奪)構造が確立した。前々年の3・1運動の余韻さめやらず、韓国各地でストライキが頻発、日帝の弾圧も苛烈を極めていた。

伊藤博文を暗殺

 1909年10月29日、安重根がハルビン駅頭で伊藤博文を暗殺した。これに先立つ7月6日、日本政府は適当な時期に韓国を併合する方針を閣議決定している。この決定と安重根の行為は無関係ではない。

 1897年、朝鮮朝は古代から連綿と続いていた中国(この時は清)との冊封関係を断ち、大韓帝国を樹立し、王の高宗は皇帝と改称した。1885年、イギリス東洋艦隊が巨文島を占領、米、仏、日、ロも含め、朝鮮に外圧の高波が激しく打ち寄せていた。1873年、大院君が倒れ、閔氏政権が誕生。2年後に江華島事件。

 これ以前の酉年の出来事で最も重大なものは1597年、秀吉軍の第2次朝鮮侵略(丁酉の乱=慶長の役)であろう。この年、英雄・李舜臣将軍も戦死する。

朝鮮王朝を創建

 さらに時代をさかのぼると、1393年の酉年、国号を「朝鮮」と改めている(前年に李成桂が即位)。1273年、済州島で抵抗を続けていた三別抄を元・高麗軍が破った。 1033年、高麗の徳宗が契丹・女真の南下に備えて、「千里の長城」を築造した。新羅時代の841年、中国や日本との交易で名を馳せていた張保皐が政府軍に殺された。

 古代の酉年の出来事のなかで、日本との関係で特筆すべきは577年、百済が経論、仏師、寺造工などを送ったという事項であろう。大阪の四天王寺近くに今も本社ビルを構える株式会社金剛組という建設会社は、このときに渡来した寺造工の子孫が伝承している。

(2005.1.1 民団新聞)
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