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「9・1集会」で
在日同胞の人権獲得運動に半生を捧げ、人間としての尊厳を問い続けてきた故崔昌華元在日大韓基督教小倉教会牧師の軌跡をたどる写真パネル展が1日、「第34回9・1集会」会場の在日韓国YMCAで開かれた。
写真は約50点。主なものはNHKを相手に最高裁で争った人格権訴訟(75〜88年)、公営住宅入居運動(76年)、地方参政権獲得運動(75年〜)、家族そろって立ち向かった指紋押捺拒否闘争(80〜89年)、さらには納骨堂を建ててコツコツ取り組んだ強制連行同胞の遺骨収集など。
写真は9・1集会実行委員でもある次女の善恵さん(43)が、現存するネガ100点の中から選び、自らキャプションを付けた。「アボジの問題提起がすべて解決したわけではないが、在日として一つの方向性を示したのは確か。いまでもなるほどとうなずかせられることばかりだ」と語った。
「9・1集会」は崔牧師が「関東大震災の朝鮮人虐殺こそ在日問題の原点である」として発足させた。75年の北九州を皮切りに毎年開かれている。崔牧師が亡くなって14年目の今年も開催され約110人が駆けつけた。
(2008.9.3 民団新聞)
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