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| 大使館内に設けられた弔問所で焼香する民団関係者。左端は権哲賢大使(25日) | 各地公館が弔問所
国民葬挙行 29日に告別式
盧武鉉前大統領(62歳)が23日、慶尚南道金海市進永邑烽下村の自宅近くの山の岩壁から投身した。政府は24日の臨時閣議で、大統領経験者としては06年の崔圭夏氏以来2度目となる国民葬の開催を決定した。期間は逝去した23日から7日目となる29日までで、29日午前11時からソウル・景福宮興礼門の前庭で告別式が執り行われる。これに伴い国内各地に公式弔問所を設置し、在外公館にも25日から弔問所が設けられた。東京都港区の大使館をはじめ駐日公館でも弔問客が列を成した。
李明博大統領は23日、盧前大統領の逝去を受け、緊急に招集した青瓦台首席会議で「実に信じ難く、悲痛なこと」と哀悼の意を示し、前職大統領に対する礼遇に外れないよう丁重に扱うことを指示した。
国民葬は大統領経験者や現職大統領、国家・社会に顕著な貢献があり、国民の敬慕を集めた人を対象に行われるもので、葬儀費用の一部を国庫から補助する。
葬儀委員会の委員長は韓昇洙国務総理と韓明淑元国務総理が務める。
李大統領も、盧前大統領の焼香所が設けられている烽下村を訪問し弔問する。
民団中央本部の鄭進団長は23日、「私たち在日同胞は、盧武鉉前大統領の突然のご逝去の報に驚きと同時に悲痛なる思いを禁ずることができません。全在日同胞の心をこめて哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします」との談話を発表した。
民団では、25日から28日まで大使館をはじめ各総領事館に設けられた弔問所での焼香を行い、告別式当日の29日には中央本部をはじめ各地方本部・支部会館で哀悼の半旗を掲揚する。
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民団中央団長の哀悼談話
私たち在日同胞は、盧武鉉前大統領の突然のご逝去の報に驚きと同時に悲痛なる思いを禁ずることができません。
1年4カ月前まで、国政を担っておられた姿が、未だ生き生きと残っております。退任後もその間の経綸を活かされ、わが大韓民国の発展に寄与される事、大と期待しておりました。
盧武鉉前大統領が、私たち在日同胞に対して示してくれた格別な配慮が思い出されます。特に在日同胞社会の焦眉の課題である日本における地方参政権獲得運動のために、わが国が日本に先んじて、永住する外国人に地方参政権を付与する決定において先導的な役割を果たしてくださいました。アジアで最初に門戸を開き、永住外国人に地方参政権を付与した快挙に、私たちは感銘を受けました。同時に、日本において一日も早く地方参政権が付与されるよう努力を重ねていく上で、大いなる勇気を与えてくださいました。
私たち在日同胞は、盧武鉉前大統領の国民葬に際し、今後も変わらぬ想いを持って、祖国の平和安定、経済先進化、そして在日同胞社会の発展のために全力を注ぐ決意を新たにいたします。
幽冥を異にしました故盧武鉉前大統領に対し、全在日同胞の心をこめて哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
(2009.5.27 民団新聞)
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