地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > 文化・芸能
<読書>日韓が共有する近未来へ…海峡越えてなくす国境
 九州大学と釜山大学の学生50人ずつ、計100人が2週間にわたり、互いのキャンパスを行き来しながら「東アジアの共通課題」を学ぶ。2011年に始まった韓日共同教育プログラム「日韓海峡圏カレッジ」は、14年度から4大学を加え、6大学140人の韓日学生による「アジア太平洋カレッジ」へと発展した。 互いの違いを尊重し、楽しむ学生たちの柔軟さは、両国メディアの報道を鵜呑みにせず、直接現地で相手国を実体験する「気づき学習」の教育効果をもたらした。「両国の未来は、韓日『海峡人』の手にかかっていると言っても過言ではない」と当プログラム担当者は手ごたえを語る。

 本書はこれまでの成果と今後の課題を「学生交流」と「人材育成」の視点からまとめた。7人の両国の学者らの論文と、14人の学生が体験談を寄せている。

 釜山の朝鮮通信使歴史館を訪問した九州大生は、「関係改善には、共通利益と懸け橋になる人物の二つの要素が同時に存在することが必須条件」と悟り、今も釜山大生と交流を続けている。初の外国訪問が日本だった釜山大生は、「外国」という言葉が無意味になるほど仲良くなった日本人と、不幸な過去を繰り返さないよう努力すべきだという点で共感したと書いた。将来のあるべき友好関係のヒントが本書から見いだせる。

松原孝俊、崔慶原編
本の泉社
(1700円+税)
03(5800)8494

(2016.7.27 民団新聞)
 
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他の文化・芸能ニュース
韓国伝統の4山寺…世界文化...
3寺は見送り 韓国が世界文化遺産への登録を申請していた「韓国の伝統山寺」7寺について、登録の可否を事前審査する国連教育科学文化機...
韓国の手仕事を味わう…ポジ...
 ポジャギ工房koe(兵庫・神戸市)が2年ごとに開催する「韓国の手仕事 ポジャギ〜繋in東京2018」が10日〜15日まで、東京...
韓国麺料理ガイド…観光公社...
 韓国観光公社大阪支社ではこのほど、韓国のご当地を代表する麺料理の由来や特徴、有名店、関連観光地などを紹介する「韓国麺BOOK」...

MINDAN All Rights Reserved.