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| 銅メダルを獲得した安昌林(右から2人目) | | 3位決定戦で激しく相手を攻める安昌林
| ハンガリーで行われた柔道の世界選手権は8月30日、男子73キロ級で在日3世で韓国代表の安昌林選手が銅メダルを獲得した。2015年の世界選手権での銅に続き2度目。
安選手が3回戦でイランのモハマドを背負投で破ると、4回戦はウクライナのアルテム選手を大内刈で「技あり」のポイントをとり、そのまま押さえ込んで一本勝ち。準々決勝でもモンゴルのガンバータル・オドバヤルに大内刈で鮮やかな一本勝ちをした。
しかし、準決勝では世界ランキング2位のルスタム・オルジョフ(アゼルバイジェン)と対戦。開始早々14秒、果敢な攻めで「技あり」のポイントをとったあと、その15秒後に払い腰をしかけたが、返されて逆転の一本負けを喫した。
3位決定戦では気持ちを切り替えて、グルジアのラシャ・シャフダトゥアシビリと対戦。技の応酬で互いに「技あり」を一つずつとる接戦となった。
試合は安選手が相手の力強い攻めを粘り強くしのぎ、延長戦に。そして延長3分過ぎに小外刈で「技あり」のポイントを奪い銅メダルを獲得し、世界ランキング3位の意地を見せた。
前日に行われた66キロ級には、同じく在日3世の金琳煥選手も韓国代表で出場しベスト8まで進んだ。準々決勝で敗戦した後、敗者復活戦を勝ち進んだが3位決定戦で敗れ、メダルは逃した。
(2017.9.13 民団新聞) |
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