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<新刊紹介>過去の歴史から何を学ぶか
 作家の山川修平さんが『韓国浪漫彷徨』を刊行した。韓日、近現代の歴史とかかわりの深い地域や施設などを訪ね歩いた時の様子をまとめた。  独立運動家、安重根と中国、旅順の関東都督府陸軍憲兵の上等兵で、旅順刑務所で看守役を務めた千葉十七の友情を記念し、千葉十七の菩薩寺の曹洞宗大林寺(宮城・栗原市)に建立された記念碑、韓国忠清南道の天安郡龍頭里にある女性独立運動家、柳寛順の立像など広範にわたる。

 「パゴダ公園のハラボジ」の項では、3・1独立運動の発祥地であるパゴダ公園(現タプコル公園)で、平和を願って日本語ボランティアガイドを務める劉載晃さんとの出会いから別れまでを綴っている。劉さんは1944年8月、24歳の時、徴用によって日本へ連行され、解放後、韓国に戻った。

 日本への強制連行・強制労働などを体験した劉さんの「こんな不幸を未来に二度と繰り返してはならない」という言葉は重い。過去の歴史から何を学ぶべきか。本書はその示唆を与えてくれる。

 定価1700円+税。 三一書房(03・6268・9714)。

(2017.9.13 民団新聞)
 
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