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光復節中央式典参加者の声 痛み乗り越え未来を見る
強制併合から100年

 日本による韓国強制併合から100年。日本の菅直人首相はあらためて「痛切な反省と心からのおわび」を表明したが、在日同胞はなにを思ったのだろうか。また、これからの100年をどのように迎えようとしているのか。東京・日比谷公会堂での第65周年中央記念式典に参集した同胞たちに聞いた。

 朴海玉さん(葛飾区)は解放前に生を受けた在日2世。がっしりした体躯は柔道と空手で鍛えてきたたまもの。これは厳しいいじめに立ち向かうための自衛手段だった。

 「当時は商売をするにしても、せいぜいおわい屋かくず拾い程度。中学生のときからくず鉄屋で奉公して商売のコツを覚えた」。光復節のこの日はいつも1世の辛苦に思いを馳せるという。

 呉永錫さん(59、民団新宿支部支団長)は「苦労してきた先輩たちに老人ホームを提供するなどできないものか」と語った。渡日して15年が経った女性(39、墨田区)は、菅首相談話に物足りなさそう。「実際に在日の立場から考えてほしい。地方参政権問題も解決してくれないし」

 崔大植さん(65、品川区)は東京での式典には格別な思い入れがあって欠かさず参加している。きっかけは、17歳で在日の野球選手団の一員として母国を訪れ、光復節式典に参加した原体験があるため。「朴正煕政権が誕生して間もなくで、警戒が物々しかった。このように和やかな気持ちで式典を迎えられることに幸せを感じる」。

 金奉順さん(68、新宿区)も光復節式典には毎年参加している在日2世。「いまは韓国と日本の関係がうまくいっているし、日本での暮らしも相対的に良くなってきている。これからの韓日関係はもっとよくなっていくだろう」。「まちがいない」を金さんは自らに言い聞かせるかのように何回も繰り返した。

「光復」に区切りも

 5年後は光復から70周年。植民地統治期間35年のちょうど2倍になる。世界に光を放とうとしている国が、これから未来永劫「光復」という名称を使い続けるのが妥当なのか。意見は分かれた。

 朴昭男さん(民団東京本部副団長)は、「これから50年、100年経っても強制併合の残滓を引きずり続けていくのか。どこかで消さないといけない」と否定的。一方で「『光復節』は独立を記念する歴史的な日。私たちの思いを子孫に伝えていかなければならない」という声も聞かれた。

 宋洙一さん(民団足立支部支団長)は「過去の歴史を忘れてはならないのは当然。日本人には歴史をもっと勉強してほしいとも思う。だが、後ろを振り返ってばかりでは発展がない」という。朴海玉さんも、「これからの100年は在日の意識も変わってくるだろう。光復という負に起因する遺産をいつまでも引きずって生きていくのは良いことではない」という。

 姜義宝さん(民団北支部支団長)は、「100年は一区切り。辛かった時代も過去のものになりつつある。これからの韓日関係は未来志向になってほしい」と希望を託した。

(2010.8.25 民団新聞)
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