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キーワードは「多文化共生」 同胞3世晴れの受賞(03.12.03)
開高健「優秀賞」に姜誠さん
多田人権賞に辛淑玉さん

 ジャンルを問わず探求心と人間洞察の面で優れたノンフィクション作品を掘り起こして顕彰する「第1回開高健ノンフィクション賞」(集英社主宰)の「優秀賞」に在日3世ルポライター、姜誠さん(45)=埼玉県川口市=の『越境人たちのボランティア』が選ばれた。

 授賞式は11月17日、都内のホテルで行われた。

 作品は昨年、サッカーワールドカップを成功させるために韓国、ブラジル、アルゼンチン、中国など30カ国550人の定住外国人の仲間たちと草の根ボランティア団体を立ち上げ、運営に苦労した体験をもとにした。その合間には荒井将敬氏のルポ、姜さん自身の個人史などが入っている。

 姜さんは「本のテーマは多文化共生と越境です。人はなぜ国境に分断され、生きなくてはならないのか。その不条理を問いたいと考えた」と話している。

 審査員の一人、筑紫哲也さんは「単一民族神話にとらわれた社会に突きつけられた多文化共生の設問に人びとがさまざまな反応を示す、そのモザイク模様がおもしろい」と評価している。

 姜さんの作品は『越境人たち 六月の祭り』と改題のうえ5日、集英社から出版される。

 また、人権擁護の活動で優れた実績を持つグループもしくは個人を顕彰している多田人権賞の第15回受賞者には、在日同胞3世の辛淑玉さん(44)をはじめとする3人の女性が選ばれた。

 辛さんは日本社会における様々な人権抑圧に対して「在日」として、また女性の立場から、多文化共生をめざし、抗議行動を続けてきた。

 00年4月の石原慎太郎都知事の「三国人」発言では「石原やめろネットワーク」の共同代表に就任、ジュネーブの国連人種差別撤廃委員会に「違反」の事実を訴えロビー活動も行った。現在は日本人拉致問題を契機とした朝鮮学校生らに対する嫌がらせ問題で会見、シンポジウムなどの取り組みを行っている。

 多田人権賞はあらゆる差別、抑圧を憎み、日本の国家権力による弾圧に抗して弁護活動を続けた故・多田謡子弁護士の遺志を継承して設立された「多田謡子反権力人権基金」(代表、佐伯千仭・立命館大学名誉教授)が運営している。受賞発表会は20日午後2時から東京・総評会館で。

(2003.12.03 民団新聞)
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