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<中央団長談話>両国の懸け橋に…「朝鮮通信使」世界遺産
 本日、朝鮮通信使のユネスコ記憶遺産登録という朗報を受け、この歴史的な瞬間に立ち会えたことを私たちは大変嬉しく思います。

 また、紆余曲折ありながらも協力し合い精力的にこの活動を推進してこられた関係者の方々に心から感謝を申し上げます。

 この活動は、韓日両国の2つの民間団体が中心となって進められました。本団は日本側のNPO法人「朝鮮通信使縁地連絡協議会」の一員として協力して参りました。また本団地方本部においては、地域社会で開催される国際イベントで朝鮮通信使の再現をおこなうなどして異文化理解と交流の重要性を日本の皆さまと共に唱えて参りました。

 しかしながら、この活動の高まりを見る一方で、日本ではヘイトスピーチ、そして韓国では従軍慰安婦問題が再燃するなど記憶遺産登録の活動を推し進めていく上で、両国の厳しい世論の変化を意識せざるを得なかったことも事実でした。

 このような状況で進められた記憶遺産登録活動は、韓国と日本の文化交流がもたらした111件333点もの記録の平和的価値を強調したことに加え、韓日両国の共同申請ということが私たち在日韓国人にとって大変嬉しいことでした。

 朝鮮通信使の記憶遺産登録は、17世紀から19世紀の韓日両国の交流の足跡を知るだけのものではなく、日本の朝鮮通信使への対応および異文化に対する相互理解と憧憬を知る貴重な資料でもあります。

 すなわち、現在の韓国と日本に一番求められている視点なのではないかと思います。

 本日より、朝鮮通信使関連記録を世界の宝として保存管理していかねばなりません。本団はその一翼をしっかりと担いながら、今後も韓国と日本の懸け橋の役割を積極的に果たしていきたいと思います。

 また今回の朝鮮通信使の記憶遺産登録が、韓国と日本の新たな友好時代の幕開けに繋がることを強く願います。

 2017年10月31日
在日本大韓民国民団中央本部団長呉公太

(2017.11.8 民団新聞)
 
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