地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > 参政権
地方参政権初の提言 川崎外国人代表者会議
提言案の文言を検討する社会・生活部会
 【神奈川】外国人市民の地方参政権実現が川崎市外国人市民代表者会議の05年度提言案に盛り込まれた。これをもとに正副委員長部会長会議であらかじめ文案を取りまとめたものが、1月29日に川崎市国際交流センターで開かれた社会・生活部会、および全体会で原案どおり採択された。

 提言案は「外国人市民と日本人市民がともに住みやすい川崎市をつくっていくために、外国人市民の市政参加をより一層促進する」ことを求めた。具体的には「外国人市民が幅広い分野で意見を表明・貢献することができるよう、市の各種審議会等に参加しやすくするなど、環境整備に努める」「外国人市民の地方参政権実現に向けて、国に働きかけるよう努める」の2項目を挙げた。

 地方参政権問題はこれまでにも審議されてきたが、「時期尚早」などの慎重論を前に提言に反映されることはなかった。

 社会・生活部会の金一男座長(62)=民団川崎支部副議長=は2年間にわたる審議を振り返り、「部会で地方自治の本質から始まって約1年間徹底的に勉強したので、意見の相違があっても同じ土俵の上で議論できるようになった」と語った。川崎市代表者会議は、市が外国人市民にかかわる問題を調査・審議する市長の付属機関として96年に条例で設置した。

政策反映着々と

 川崎市は代表者会議から出された提言に対し、各担当局が02年度から毎年10月1日現在で進ちょく状況を自己評価し、公表している。05年10月1日現在では「取組中・検討中」の積み残し15提言のうち、新たに6提言10項目について「一定の成果を得た」としている。

(2006.2.1 民団新聞)
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他の参政権ニュース
韓日友好どう進める…日本与...
 今年は「韓日共同宣言」から20周年の節目の年に当たる。昨年秋には、韓日の民間組織が共同申請していた朝鮮通信使がユネスコの世界記...
<寄稿>平和の象徴朝鮮通信...
韓日国交正常化50周年記念共同でユネスコ遺産登録を善隣をより確かに…多彩なイベントで盛り上げよう 明けましておめで...
申請を1人でも多く…大統領...
在日の意思反映へ…団員ら、決意集会で確認 12月19日の第18代大統領選挙に向けた在外選挙人登録申請および国外不在...

MINDAN All Rights Reserved.