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レイシズムと決別を…川崎市平和館が市民に呼びかけミニ企画展
約30枚のパネルを展示した川崎市平和館(中原区)
ワークショップ結果報告も

 【神奈川】「レイシズムにさよならを」と題したミニ企画展が川崎市中原区の市平和館で開かれている。自分の意思では変えられないか、変えることが困難な属性への暴力をレイシズム(人種差別、人種的偏見)と規定し、約30枚のパネルを使って民族や人種、宗教などさまざまな差別との決別を呼びかけている。

 日本でレイシズムの対象となった在日韓国人のインタビュー動画も公開している。

 金芳子さんは「昔は朝鮮人か人間か、冷や飯かご飯か」と言われたという。「冷や飯はご飯のうちに入らない」ように、朝鮮人は人間のうちに入らないという意味だ。

 金恵子さんは大学時代、使い慣れた通称名ではなく、本名で就職することを決意。内定をもらったが、企業の重役から「本名で仕事をするのは控えてくれませんか」と言われ、暗然とした気持ちにさせられたことを伝えている。

 このほか、イスラム圏につながる人々やイスラム圏からの移民・難民へのレイシズムも取り上げ、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、カナダなど海外の禁じる法を紹介している。「川崎とレイシズム」では市内でのヘイトスピーチを例示し、国の「対策法」をパネル化している。

 川崎市立中学や県立高校、私立大学などに通う生徒、学生らは、ワークショップ「レイシズムにさよならする方法」に取り組んだ結果を報告した。神奈川学園高校の生徒は「差別って自分を基準、標準と見なすところから来ていると思う」として、「いろいろな標準があるんだってことを意識するだけでずいぶん違うと思う」と報告している。29日まで。

(2017.1.25 民団新聞)
 
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