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在日の慎武宏氏が「ミズノスポーツライター」最優秀賞
最優秀賞を受賞した著書『ヒディンクコリアの真実』
慎武宏氏(昨年6月4日、釜山スタジアムのW杯、韓国対ポーランド戦の記者席で)
 民団新聞の「アジアの虎の鼓動」を執筆していた、在日3世のスポーツライター慎武宏氏が日本最高権威のスポーツライター賞である「ミズノスポーツライター賞」の2002年度最優秀賞を受賞した。

財団法人「ミズノスポーツ振興会」は11日「慎武宏氏が『ヒディンク・コリアの真実』で最優秀賞を受賞することになった」と発表した。

受賞作の『ヒディンクコリアの真実』は、サッカーの2002年FIFAワールドカップ韓日大会のときの韓国代表チームの構成、W杯ベスト4入りの実現に至るまで、約4年間にわたって代表チームを取材してきた慎武宏氏が、ヒディンク監督の戦略とチーム運営について分析しまとめた単行本だ。

 スポーツに関する報道や評論、ノンフィクションなどを対象にする賞で、今年で13回目を迎えるミズノスポーツライター賞に、外国人が賞を受賞したのは慎氏が初めてであり、日本関連でないテーマでの受賞も今回が初めて。賞金は100万円で、授賞式は4月23日。

 慎氏は「同書の副題である『ミッションインポシブル(mission impossible)』のように、韓国代表チームは不可能と思われることをやり遂げた。韓国のW杯ベスト4入りは、監督と選手の間の信頼から実現できたもの」と話した。

 東京で生まれの慎氏は在日3世。朝鮮高校を経て和光大学・英文科を卒業し、1997年からサッカー専門のスポーツライターとして活動しており、週刊サッカーダイジェストなどの韓国のサッカー関連情報を連載してきた。民団の機関紙「民団新聞」にも、韓国代表のルポ「アジアの虎の鼓動」を長期連載した。

著書としては『With Korea! ワールドカップ成功への道』があり、最近では洪明甫(ホン・ミョンボ)の自伝である『永遠のリベロ』の日本語版を翻訳、出版した。

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ミズノスポーツ振興会の受賞者及び選考理由

 韓国の日本に対する感情は私たちの想像を絶するものがある。日本の植民地支配当時も「サッカーだけは日本に絶対負けない」という誇りを持ち続けてきた韓国であるが、日韓(当然の事ながら向こうでは韓日となる)W杯サッカー共催が決まった後も韓国サッカーの状況は常に日本との対比の中で韓国内では語られた。

 その成功の要因はフース・ヒディンク監督によるところ大であった。本書はそのヒディンクと選手達がいかに困難を乗り越えたのか、その「真実」とは何かを検証していく。著者は在日の書き手であるだけに、韓国に対して公平で、冷静な見方を保っている。

 選手へのインタビューも丁寧だ。また文章も歯切れがよく、読ませる。あらためてスポーツ・ノンフイクションの分野でこれまでにない視点と取材力で着実に力をつけてきたライターが育ってきていることを実感させてくれる作品ではないかと思う。
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