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<歴史資料館開館>在日史共通理解の場に
歴史資料館に共感の輪じわり拡大

 「在日韓人歴史資料館」が24日から一般公開されている。会場を訪れた同胞は「感無量、涙が出た」「在日の財産」と一様に歓迎の表情。日本人来館者からも「韓流の陰で在日のことはなにも知らなかった」と驚きの声が聞かれた。反響はじわり広がりつつある。

1世の辛酸思い涙…社会見学の場に活用を

 大阪から訪れた在日2世の主婦は解放の年に京都で生まれた。1世の辛苦を間近に見聞きしてきた世代だ。展示品の一つひとつに父母の姿を重ね合わせ、そっと涙していた。「多摩川の砂利通し」模型の前でその思い出を語ってくれた。

 「収入の少ない父に代わって母が『砂利通し』に行っては生活費を補っていた。プライドの高い父はそれが気に入らなかったのか、いつも凄まじいケンカをしていた。1世が汗と涙を流しながら私たちを育ててくれたことがわかりました」と声を詰まらせた。「子どもたちの民族教育の場としても重要」と強調する。

 解放前世代の金貞子さん(婦人会東京本部副会長)は「あらゆる展示品から在日としての温もりが伝わってくる」と懐かしさに浸っていた。

 東京・新宿の高麗博物館館長の宋富子さんは、「在日の手で在日の歴史博物館をつくるのが私の夢だった。ようやく待ちに待っていたものができた。感無量です」と喜びを語った。宋さんは「在日の歴史を知ってもらうのがキーポイント」「高麗博物館と合わせて、日本人の中・高校生たちの社会見学コースとして定着させていこう」と呼びかけている。

 歴史資料館を社会見学の場にという声は日本人教員からも聞かれた。

 愛知県の中学校で社会科を教えている30代の教員は「クラスには本名を名乗れずに悩んでいる在日コリアンの子がいる。学びの場でマイノリティーの存在をどう教えるか悩んでいたところだ。こうした資料館を修学旅行などで訪れることも考えてみたい」と語った。

 横浜の大学教員は「研究者としても、史料のセンターがあることはすごくありがたい。若い子たちは文章を読んで想像力を働かせるということが苦手。だから『モノ』を展示する意義はすごく大きいと思う。今度は学生を連れてまた来たい」と話していた。

 領事館にビザの更新にきたり、文化院の行事に訪れたついでに立ち寄ったという人たちからは「在日のことを全然知らなかったので驚いた」という声も多く聞かれた。来館者が増えれば反響はさらに広がりそうだ。

(2005.11.30 民団新聞)
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