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韓国人被爆者を直視…東京・新宿の高麗博物館
10月末まで企画展開催

 日本人の多くが知らされていない同胞被爆者の実態を写真とパネルで直視した企画展示「被ばく71年 韓国・朝鮮人と日本」が東京・新宿の「高麗博物館」で10月30日まで開催されている。

 会場中央には「原爆の図」全15部(原爆の図丸木美術館所蔵)から「からす」(第14部)が展示されている。道ばたに捨て置かれた韓国・朝鮮人のなきがらを、からすの群れがついばむ様子を描写したもの。今回の企画展の意図を端的に示している。

 広島と長崎の全爆死者のおよそ6人に1人が同胞だったことは意外と知らされていない事実だ。パネルは「日本人だけが唯一の被爆国民なのか」と問いかける。

 そのうえで、日本人被爆者と同等の援護を受けられないまま取り残されてきた在韓被爆者の窮状と、辛泳洙さんに始まる在韓被爆者の権利獲得闘争の歴史をたどる。

 今回の企画展は、小川哲生さんをはじめとするメンバー10人がチームを組み、韓国と広島、長崎で1年半かけて調査し、議論してきた到達点だ。 都内から観覧に来ていた30代の女性は、「福島も含めて、現在進行形の問題だと初めて知ることができました」と語った。

 開館は12〜17時(月・火曜日休館)。入館料大人400円ほか。同館(03・5272・3510)。

(2016.8.15 民団新聞)
 
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