セウォル号惨事犠牲者を追悼…建国中・高伝統芸術部が「夢舞」公演 |
【大阪】白頭学院建国中・高等学校伝統芸術部の第5回定期公演「夢舞」が8日、大阪市内の住吉区民センターであった。演目は8つ。なかでも、セウォル号惨事で犠牲となった同世代の高校生たちを偲ぶ鎮魂の踊りとダンスが好評で、会場に詰めかけた900人を魅了した。
「珍島シッキムクッ〜キルタックム道清め〜」は亡くなった者の無念を水で流し、あの世への道が平穏であることを願う珍島伝統の儀式踊りだ。部員が昨年訪韓し、全羅南道珍島の国立南道国楽院から直接指導を受けた。中学生部員も亡くなった高校生たちに思いを馳せ、力強い現代風のダンスを披露した。
指導にあたった車千代美教諭は「難しい演目だったが、セウォル号惨事が風化しないようにと祈るような気持ちで挑戦した」と明らかにした。
同学園の高敬弼理事長は「伝統芸術部は建国を代表するクラブ活動の一つで、我が校の誇りでもある。生徒たちの演技を見るたび成長を実感できる」と感想を語った。
(2018.1.17 民団新聞) |
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