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寄宿舎生活のピンチ救った献身 京都韓学野球部(03.10.1)
地区大会ベスト8の原動力に

入院中の寮母にかわり選手たちの食事の世話
PTAと元韓学校教員の林智砂さん

 【京都】夏の高校野球選手権京都大会で初のベスト8進出を果たした京都韓国学校。選手の活躍を引き出したのは金健博監督による猛練習だけではない。寄宿舎で選手の食事の世話にあたったPTAと金監督夫人の存在も大きかった。

 寄宿舎は01年4月に完成。70代のハルモニが寮母となり、選手10数人の世話にあたってきた。1人で負担が大きかったのか半年後には体の不調を訴え、入退院を繰り返すようになった。

 寮母不在の折りは選手たちが市販の弁当で食事を済ませることも多かったという。選手たちの健康を気遣い、保護者やオモニコーラス部に所属するPTA関係者たちが半年間というもの交代で食事の世話にあたった。

 02年4月からは京都韓学で日本語教師を担当していた在日同胞の林智砂さんが金監督との結婚を契機に同校を退職、選手の朝食づくりに入った。さらに賄い職員として槙尾佐代子さんも京都韓学に採用され、寄宿舎の運営もようやく安定した。

 林さんは金監督と3月31日に結婚したばかりだが、新婚旅行を後回しにして結婚式の翌日から選手の母親代わりを務めている。食材の仕入れは朝昼晩とも林さんが槙尾さんとの二人三脚で担当している。

 金安一野球部後援会長は「林さんとPTAは選手たちの食事作りが困難な時、自ら率先して手伝ってくれた。林さんたちのような目に見えない貢献が選手たちの活躍の原動力となったのは間違いない」と話している。

(2003.10.1 民団新聞)
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