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百済時代の信仰守り育て20年 西多摩・東光院
多摩地区を見渡せる妙見山にある妙見宮「七星殿」
5月3日に春季例大祭
「在日韓国人の参加を」

 東京都の西のはずれ、西多摩郡日の出町で百済時代の妙見信仰が、ひっそりと息づいている。いまから約1400年前、関東地方開発の命を受けた百済の豪族が大和斑鳩の法輪寺の妙見菩薩を勧請して祀ったのがはじまりとされる。曹洞宗瑠璃山東光院の境内には純韓国風の宮殿、妙見宮があり、「七星殿」の偏額が掲げられている。毎年5月3日の例大祭には運営委員会によって韓国舞踊が奉納され、1000人でにぎわう。地元では地域の在日韓国人の参加を望んでいる。

妙見宮に韓国舞踊奉納

 例大祭は火災で焼失した妙見宮が100年ぶりに再建されたのを機会に88年から復活した。立役者は百済の末裔を自認する医師、宮野誠さん。宮野さんは韓国から宮大工を呼び、祖先の生まれた土地のお神木の松の木材を使って百済式七星殿を再建し、菩提寺の東光院に寄進したのだ。

 地元住民によれば、まつりは1932年まで細々と続いていたが、戦時に入って中断したという。5月3日の例大祭当日には農楽隊が地元の日の出町町内を練り歩き、香蓮ハーモニー金順子民俗芸術舞踊団が韓国舞踊を奉納する。お囃子と農楽隊とのコラボレーションは、まつりが華やかに盛り上がる瞬間だ。まつり運営委員会(伊藤博二運営委員長)では「最高だよ」と胸を張る。

 日の出町は人口1万500人足らず。山間にあって交通は不便だ。にもかかわらず、多いときは1500人の見物人を集め、20年間も続いてきた。東光院住職の土肥庸宏さんは、「韓国式だから」と強調する。ここでは渡来文化がプラスのイメージで生き続けているのだ。妙見信仰はここから埼玉県秩父市や千葉など関東各地に広がっていったが、目に見える形で生き続けているのはここだけといわれる。

 運営委員会では「絶対にやめないで100年は続けていく」と話している。また、住職の土肥さんも「過去の歴史の反省の上に立って、これからも韓国との友好を深めていきたい。ぜひ、在日韓国人の皆さんにも参加してほしい」と話している。

妙見信仰とは

 北極星を妙見菩薩という名の神仏として尊崇するのが妙見信仰。597年、百済の琳聖太子阿佐により聖徳太子に伝えられた。聖徳太子は妙見宮を朝廷の守護神として都の四方に祀った。その後、一般大衆の守り神として全国に広がった。

(2008.3.12 民団新聞)
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