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「次世代育成」母国研修1000人超す…安保・統一厳しさ直視
274人が参加した西日本地域の青年を対象とした母国研修会

「青年会」は5百人規模
在外選挙も意識 絆強める

 創団65周年記念事業「次世代育成1000人プログラム」の一環として中学生、高校生、大学・短大生を対象とした夏季母国研修に続き、青年を対象とした母国研修会が17日から20日まで、ソウルで開かれた。在日同胞史をはじめ韓国発展史、北韓の実態、南北統一ビジョンなどを学び、ともに語り合い母国への認識を新たにするとともに同世代間の親交を深めた。一方、婦人会中央本部も恒例の本国研修会を25日から開催、本国との連帯感を新たにした。

 【ソウル】オリンピックパークテルで開かれた2011在日韓国人青年母国研修会には、西日本地域の青年会員ら274人が参加した。

 各地の空港からソウル入りした一行は、まず戦争記念館に立ち寄り、6・25韓国戦争(1950年6月〜53年7月)時に、自らの意思で参戦した在日学徒義勇軍の出征時の血書や出陣写真を目の当たりにした。在日に関連づけて北韓が、「日本軍が参戦した」と虚偽宣伝をしたという説明に耳を傾ける一方、昨年3月の「天安艦」爆沈犠牲者の遺影には手を合わせ、安保と平和の重要さをかみしめた。

 引率団長の林三鎬民団中央本部副団長は、「在日のルーツ」と題した講演で、「次世代の要求に応えられる青年世代として、民団を引き継ぐ青年会として、これまでの国民年金獲得や外登法改正運動の先頭に立った自負心で前に突き進もう」と激励した。

 滋賀県から参加した金信善氏は、「厳しい研修日程だったが、韓国の置かれている状況がよくわかった。こういう研修なら、また参加したい」と率直に語った。三星電子の視察もIT世代には好評だった。

 東日本の青年会員らを対象にした同研修は10月8日から11日まで3泊4日で開催される。それに先立ち10月3日から6日まで青年商工人らを対象に「在日同胞次世代リーダーワークショップ」もソウルで実施される。

 「次世代育成1000人プログラム」は、7月の高校生、8月の中学生、短大・大学生と合わせると、目標を超過する見通しになった。

 鄭進民団中央本部団長は「来年の国会議員、大統領選挙から、在外国民も投票参加するだけに本国への関心が高い。若い世代が祖国に愛着を感じ、安保問題にも興味を示してくれたことは喜ばしい」と手ごたえを感じていた。また、6月から2カ月間、2000人余りの対象者を戸別訪問するキャラバン隊を指揮した青年会中央本部の朴善貴会長は「地道な活動が参加者数につながった。今後も青年会強化に力を尽くしたい」と明らかにした。

(2011.9.28 民団新聞)
 

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