| 忠清南道公州の松山里古墳群
| | 全羅北道益山の弥勒寺跡 |
ドイツ・ボンで開かれた第39回ユネスコ世界遺産委員会は4日、韓国が推薦した「百済歴史遺跡地区」をユネスコ世界遺産に登録した。 登録が確定した地域は忠清南道公州の公山城と松山里古墳群の2カ所、忠清南道扶余の官北里遺跡と扶蘇山城、陵山里古墳群、定林寺跡、扶余羅城の4カ所、全羅北道益山の王宮里遺跡と弥勒寺跡の2カ所などだ。 2000年の慶州歴史遺跡地区、04年の北韓の高句麗古墳群に続き、百済歴史遺跡地区まで登録されたことで韓半島に根をおろした古代3国の首都圏文化がすべて世界遺産になった。 審査を行った世界遺産委員会と国際記念物遺跡会議(ICOMOS)は百済歴史遺跡地区が「韓国、日本、中国の三国古代王国の間の相互交流の歴史をよく残しており、百済の来世観、宗教、建築技術、芸術美などを含む百済の歴史と文化の突出した証拠」と評価した。 韓国は95年の宗廟、慶州、新羅文化遺跡の石窟庵、仏国寺、海印寺蔵経板殿が初めて登録されて以来、20年で12件の世界遺産を保有する国になった。北韓の高句麗古墳群と開城歴史遺跡地区まで加えると14件になる。 (2015.7.15 民団新聞) |