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大日寺の新住職は韓国舞踊家
韓国舞踊家でもある住職の金昴先さん
 【徳島】全国的にも名高い四国霊場。この十三番札所、大日寺の新住職は韓国舞踊家として名高い金昴先さん(52)だ。厳しい修行を積んで昨年12月、夫の故大栗弘榮師の後を継いだ。八十八カ所霊場の中でも外国人住職は金さんが初めて。各地から訪れるお遍路さんと交流を楽しんでいる。

 金さんは奥の院、國中寺の住職も兼ねる。いまでは「金住職の話を聞きたい」と、毎日のように巡礼者が訪れる。朝は4時からお経をあげ、お遍路さんへの説法をまとめる忙しい毎日を送っている。

 金さんは母校の延世大学校で舞踊講師を務めていた95年、徳島教育会館での韓国舞踊公演に招かれ、公演した。金さんの僧舞を観賞した住職は、「神秘的な舞を見た」と感銘を受け、帰国した金さんに「徳島で定期的に公演を開いてほしい」と手紙を送った。実質的なプロポーズだった。

 二人は96年、徳島で結婚式を挙げた。結婚の前年、韓国で「大統領賞」を受賞したばかりの金さんだけに、国内では「舞踊家としての未来はなくなった」と嘆く声が聞かれた。だが、伴侶の理解を得て引き続き舞踊家人生の道を進んだ金さんは05年4月、韓国文化財庁から韓国人間国宝後継者の称号を贈られた。国外在住では史上初の快挙だった。

 しかし、幸せは長く続かなかった。07月4月、住職が急逝した。すぐにでも帰国するつもりでいた金さんを子息の弘昴君(9)が押しとどめた。「大きくなったらアッパのようなりっぱな大僧正になるから、ぼくが20歳になるまで頑張って」。金さんは同年7月、弘昴君とともに得度。僧侶資格を得るため、朝は3時に起床して懸命に勉強してきた。

 金さんは「毎日忙しいけれど、弘榮師が見守ってくれている。弘榮師の応援と愛情が今の私をつくってくれた」と空を見上げて静かに微笑んだ。

(2009.6.25 民団新聞)
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