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| 李禹煥さんの作品「風と一緒に」 | | 光州市立美術館分館の河正雄美術館 | 河正雄美術館の開館を記念
河正雄美術館開館を記念する河正雄コレクション特別企画展「LEE UFAN」が6月25日まで、韓国・光州市立美術館分館の同美術館で開かれている。
河さんは生涯にわたって収集した美術作品や歴史的資料を1万点以上、光州市立美術館や全国の国公立美術館に寄贈してきた。
なかでも光州市立美術館との縁は1993年に始まり、これまでに2523点の美術作品を寄贈した。光州の文化の発展に寄与してきた河さんの崇高な精神を称え、また寄贈された優れた美術作品を積極的に活用するために、今月、現在の名称に変更した。
今展は、河正雄美術館の開館を記念し、同コレクションの核心といえる国際的に活躍する在日韓国人画家、李禹煥さんの全作品を披露するとともに、74年の「From Point」シリーズから、12年の新作「Dialogue」シリーズに至るまで、李さんの絵画史の全貌を見ることができる。
李さんは、自身と他者、そして世界、現実と観念などの不確定な関係の境界を往き来し、それら間の出会いと照応を試みてきた。
河さんは、「『関係項』『照応』『会話』といった作品のタイトルから分かるように、彼の関心は、自身の表出ではなく、自ら内にあるものと外にあるものとの間に結びつきを見つけ、内面と外側が関係する場を作り出すことにある」と李さんを称える。
さらに「作家の提示により、なんでもない一つの点が余白との間に奇妙な調和と緊張感を通し、自身を省み、時間と空間を越え、自らを取り巻く他者に会う者として立ち現れる」とも、話している。
光州市立美術館分館河正雄美術館(光州市西区尚武台路1165)。10〜18時開館。日曜休館。電話(062・613・5392〜5394)。
(2017.3.22 民団新聞) |
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