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人間愛奏でるドラマに 「海峡を渡るバイオリン」(04.9.15)
陳昌鉉さんと草剪剛
韓国の旧家に迷い込んだかのようなロケセット。石や井戸の細部にまでこだわりが見られる。
在日半生の激動重ね
復元・生家に蘇える郷愁

陳昌鉉さん

 8月30日、京都・太秦の松竹撮影所スタジオ内に組まれた慶尚北道・梨川の陳昌鉉氏の生家を復元したロケセットで記者会見が行われた。

 18歳から47歳の陳氏を演じる草剪剛は「陳さんの本から僕自身、力をいただいた。バイオリン製作者や奏者に『おかしいな』と思われたくないので、バイオリンのシーンは精一杯がんばった」と言い、陳氏は草剪剛について「バイオリンのニスは門外不出の秘伝であまり他人には伝えたくない。成分中には猛毒もある。しかし、草剪さんには舐めてもらった。俳優も職人魂を持っているんだな、と思った」と語った。

 陳夫婦を支える丸山医師を演じる田中邦衛は会見終了後、「草剪剛と菅野美穂の演技は本当にすさまじい」と2人の俳優へ称賛の声を残した。

 ほぼ完全な形で復元された生家をこの日、初めて目にした陳氏は「韓国で過ごした14歳までの記憶が一気に蘇った。懐かしく、驚いている。再現されるとは感無量。明日死んでも悔いはない」と手放しで喜びを表した。

 京都映像株式会社の西岡善信氏が伝統的な韓国民家を現地で視察し、韓国MBC放送の美術スタッフ6人の協力を得て作りあげた。マダン(韓国式の庭)に使用する石が京都の丸い石では山岳の多い韓国の石には見えない、と兵庫県姫路から角張った石を取り寄せたほどのこだわりぶりで、陳氏の感動が伝える通りすばらしい出来だ。

 プロデューサーの高井一郎氏は「このドラマは韓流を汲むものにはならない。陳昌鉉さんの人生は『在日だから』という訳ではなく、ただ一人の人間の人生として素晴らしいもの」と語った。

 「海峡を渡るバイオリン」はカナダ、韓国ロケを経て、10月末にクランクアップの予定だ。

 陳氏の激動の人生を、決して派手一辺倒に彩るのではなく、生真面目といえるほど綿密に描く俳優陣と制作スタッフの情熱は、このドラマを人間愛溢れるこころ打つものにするだろう、という確信を抱かせるに十分だ。

(2004.9.15 民団新聞)
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