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松雲大師の足跡いまに 韓日交流の礎築く(05.1.26)
松雲大師
400年前の外交特使

 今年の韓日国交正常化40周年、韓日友情年を契機に、400年前に豊臣秀吉の壬辰・丁酉倭乱(文禄・慶長の乱)によって、朝鮮と日本にできた深い溝を埋めるために日本に渡り、後の朝鮮通信使の礎を築いた僧侶・松雲大師(四溟堂惟政)が注目を集めている。昨年6月、岡山で開催された国際シンポジウムに続き、今年1月20日にはTBS・BS‐iでJNNドキュメンタリー「松雲大師と海の道」が放映された。

 1544年、韓国南部・密陽で生まれた松雲大師は、修行を行ったソウル・報恩寺での10年間に高い知識や漢詩などの教養を身につけた。

 1592年からはじまった豊臣秀吉の朝鮮侵攻によって、両国の国交は断絶。後に松雲大師は、西生浦の倭城で日本の加藤清正との講和交渉を優位にすすめ、外交僧としての名声を高めた。

 1598年8月、秀吉死去で戦争は終結。1604年、松雲大師は日本の国情を調査するため、再び渡日。京都・伏見城で行われた日本幕府との会見で、戦後処理として、日本が戦争を起こしたことの不当性、捕虜として連行された同胞の送還を訴え、再侵略の意思のないことを確認した。後に捕虜となった1390人を連れ帰った。日本幕府との外交会談を成功へ導いた後、1607年から1811年までの200年余りの間、12回にわたった平和交流の象徴・朝鮮通信使の基盤を築いた。

 1610年、67歳で生涯を閉じたが、信義を通わせる外交を貫き、平和への道を築いた松雲大師は、今でも韓国の人々が尊敬を寄せる人物である。

(2005.1.26 民団新聞)
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