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世界の強豪にした朴柱奉監督がバド日本代表続投…東京五輪まで |
| リオ五輪バドミントン女子ダブルスで優勝した高橋・松本組と朴柱奉監督(中央) | 日本のバドミントン界の歴史を塗り替えた朴柱奉日本代表監督(52)が、2020年東京五輪まで続投することになった。日本バドミントン協会は11月28日の理事会で、朴監督と2021年3月まで契約を延長することを正式に決定した。朴監督の契約は今年で満了する予定だった。
伝説の名選手
日本のバドミントン界は04年アテネ五輪以降、朴監督を招へいし、アジアのトップクラスに上り詰めた。12年ロンドン五輪では日本史上初のメダルとなる女子ダブルス銀メダルを記録。今年8月のリオ五輪では金メダル1個(女子ダブルス)、銅メダル1個(女子シングルス)を獲得して歴代最高成績を更新した。リオ五輪で銅メダル1個(女子ダブルス)という最悪の成績に終わった韓国とは対照的だった。
世界バドミントン連盟の殿堂入りもしている朴監督は92年バルセロナ五輪男子ダブルス金メダルをはじめ、世界選手権通算5回優勝の伝説的プレイヤー。
04年から日本代表チームを引き受けた朴監督は豊富な経験と格別なリーダーシップで日本バドミントンをレベルアップさせた。
韓国式で強化
それまで所属チームの影響によって揺らいだ代表チームの練習方式を根本から変え、韓国式のチームワークや体力と忍耐力を強化。12年ロンドン五輪では女子ダブルス、藤井瑞希、垣岩令佳組が日本史上初の五輪メダル(銀)を獲得した。
今年3月の全英オープンで女子シングルス王者になった奥原希望が「砂場を飛んだのは初めて。走って倒れたこともあったが、どんな危機でもあきらめない強い精神力がついた」と朴監督の指導力を語るように、日本バドミントン界を世界の強豪に変えた。選手とのコミュニケーションにも通訳を使わず独学で日本語に習熟するなど格別な気を遣った。
日本バドミントン協会の銭谷専務理事は「リオ五輪以上のメダルを目標に選手強化へ全面的に支援したい」と述べた。
(2016.12.7 民団新聞) |
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