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ボランティア主体に…高麗博物館が開館15周年
15周年記念事業に取り組むボランティアたち
 東京・新宿の新大久保の一角で韓日間の交流史を紹介しているミニ・ミュージアム「高麗博物館」(原田京子理事長・樋口雄一館長)が12月、開館15周年を迎える。ボランティア登録した市民約100人の献身的な働きだけで運営してきた「奇跡の施設」だ。

 年に3回開く企画展示では、ボランティアの誰かが取り組んでみたいテーマを発表、賛同者を募って自らチームを構成し、1〜3年間の勉強と調査を重ねながら展示に至る。調査にかかる費用は自弁だ。

 原田理事長(74)は同博物館の開館直後からボランティア登録した。元は公立中学校の社会科教員。「なにも知らないところから始めるいわゆる素人集団です。これが高麗博物館の実態であり、弱みのように見えますが、実は強みなのです」という。

 ほかのボランティアたちも「自分の好奇心と疑問を解くために始めた学びが、やがて展示に結びついたときの喜びは例えようもない」と口をそろえる。

 記念すべき第1回は2002年8〜10月の「在日韓国・朝鮮人生活史‐写真は語る」。なかでも、「鳥居・しめ縄はどこから来たか‐稲作文化とともに中国、朝鮮から」(10年6月〜8月)は大きな反響を呼んだヒット企画だった。

 運営委員で企画担当ボランティアの遠藤悦子さん(75)は15年前、同博物館のオープン当時から関わっており、「文禄・慶長の役と日・朝の陶磁」(08年6〜8月)を担当した。「みんなで2年間勉強した。仲間とお互い励ましあい、成功したときの喜びは大きい。ボランティアは生きがい。充実した人生を送っている」と話す。

 村上啓子さん(73)は国立国会図書館に勤務した元公務員。「布施辰治‐朝鮮民衆と生きた人権弁護士」(07年8〜10月)を担当した。「朝鮮の文化と歴史はとても奥深い。知れば知るほど面白くなる」という。

 年間の運営費は約1000万円。この3分の1を寄付に頼る。主なものは日本全国800人の会員から寄せられる1口5000円の会費(年間)と維持会員による年間6万円の寄付だ。企画のテーマによっては新宿区から10〜20万円の助成を受ける。1日の来館者は10人を超えないと赤字になるという。09年1月、認定特定非営利法人の指定を受けたため、篤志家が寄付しても税金控除の対象となる。

 同博物館は90年8月に掲載された在日同胞女性の新聞投稿記事「日本とコリアの交流史の博物館をつくろう」がきっかけとなり東京・稲城市の市民が運動を始めた。趣旨に賛同した一人芝居の宋富子さんが加わって募金活動を呼びかけ、01年12月7日に開館した。

(2016.5.11 民団新聞)
 
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