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地方参政権必ず 大研修会で決意新た
在日韓国婦人会(夫順末中央本部会長)の2007年度大研修会が5日、福井県芦原市内のホテルでの近畿B地区(兵庫、京都、滋賀)を皮切りにスタートした。
初めに、「地方参政権獲得決起大会」が開かれ、中央、同地区婦人会員ら約250人を前に、姜貞子京都本部会長が決議文を力強く朗読。地方参政権の早期実現をめざして獲得運動をねばり強く継続していくことを確認して決議文を採択し、青年会キャラバン隊一行の金栄一愛知本部会長のシュプレヒコールが行われた。
チマ・チョゴリにはちまき、たすき姿の婦人会員たちは、「今年こそは地方参政権獲得を!」と声高々に新たな決意を示した。
夫会長は「30年近く続いている婦人会の研修会を、誇りに思う。地方参政権運動も今年で13年目。婦人会は、やろうと思えばできないことはない」と訴えながら、「先輩たちが血と汗と涙で獲得した指紋押捺撤廃の例を忘れずに、参政権獲得は、民団と協力しながら私たちの時代で実現し、必ずや次世代に手渡さなければならない。その意味でも、特に今年の研修会は意義がある」と強調した。
同決起大会に駆けつけた具滋源民団滋賀県本部団長も「組織はまさに力。婦人会は民団にとってなくてはならない大きな存在だ。明日の同胞のために一緒に前進していこう」とエールを送った。
2泊3日の研修会は、決起大会に続いて「歴史再確認」「高齢者・介護・福祉」「21世紀・女性・人権・女性の役割」をテーマとした講演と質疑応答の順で進行。
民団中央本部の鄭進団長は、7日に芦原市内のホテルで始まった近畿A地区(大阪、奈良、和歌山)研修会の開会式に参加、激励するとともに婦人会の活動にあらためて強い期待を表明した。
民団中央団長も激励
鄭中央団長は「今年の大研修会は、本団の最重要事業でもある地方参政権獲得運動や、婦人会が積極的に進めている居住地域福祉活動拡大のための大きな原動力になるものと期待している」と表明。「私たち在日同胞の生活基盤があるこの日本の地に共生社会を実現していくため、参議院選挙に照準を合わせて地方参政権獲得運動に拍車をかけるとともに、再入国許可制度の適用除外などにも、一緒に全力を尽くそう。婦人会と民団が一致団結すれば、課題の山がいくら高くても必ずや越えることができる」と強調した。
研修会は、近畿A地区の後、12日から中国・四国地区、18日から中部・北陸地区、26日から東北地区、7月3日から九州地区と続き、7月24日からの関東地区研修で締めくくる。
講師として比較文化学者の金両基氏、八千代病院理事長の姜仁秀氏、元自民党幹事長の野中廣務氏、韓国産業開発研究院長の白永勲氏、ジャーナリストの石丸次郎氏、民団中央本部の局長らが招かれている。
(2007.6.13 民団新聞)
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