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<婦人会60周年>パワー満開!強い絆を次代に
「韓国の母」として慕われている著名な女優、高斗心さん(手前後ろ向き)のトークと歌にわく多数の婦人会参加者
記念写真展に見入る婦人会関係者
<婦人会60周年祝宴>オモニパワー満開!強い絆、次代につなぐ

 婦人会中央本部60周年式典の会場は、1200人の色とりどりのチマチョゴリで埋まった。華やぎの中にも規律があり、これまで組織を牽引してきた60〜70年代に負けず、次代を担う40〜50代の会員も目立った。今年30年を迎えた大研修会などを通じて、組織性と仲間意識が育まれ、世代交代も順調に進んでいることを見せつけた。

 第2部の祝宴では、雰囲気もがらりと変わって、舞踊、歌謡ショー、トークショーと続く舞台に駆け寄って歓声を上げ、携帯電話で写真を撮り、意中の人と記念写真を撮るなど、時間がたつにつれ、かつての乙女心を取り戻したかのよう。

 この日の出演者は若手から大御所の太珍児、フィナーレを飾った韓宇景まで全員がボランティアだった。韓国の映画・テレビ界で活躍する著名な女優で、「韓国の母」とも称えられる高斗心さんはトークのほか、予定にはなかった歌まで披露、会場を感激させた。最後の出演者、韓宇景さんがアリランを歌いながら入場し、伝統民謡の数々を歌うと、歴代会長経験者から若手までが立ち上がり、会場いっぱいに踊りの輪を広げた。式典の随所に、絆と和を大切にする婦人会のカラーがにじみ出ていた。

当面課題は地方参政権
「民団を支えていく」

 婦人会は、民団の主要事業の重要な推進力となっているだけでなく、各種福祉事業をはじめ韓国料理教室、ママさんバレーや舞踊・合唱・書道・華道・手芸の各サークルの運営など、独自の活動を通じて素養を高め合い、連帯感を培ってきた。今後はさらに70年代後半に全国展開した「キューピットセレモニー」にならい、在日同胞同士の結婚が増えるよう運動を本格化させるとともに、婦人会と在日社会のルーツ〜歴史を次代に伝えながら、世代交代の土台づくりにも力を入れる。

 当面最重要課題は、地方参政権を早期に獲得すること。祝辞に立った日本の国会議員各氏が、相次いで積極的な発言をしたことで、参席者は改めて勇気づけられていた。奈良から参加した李政子さんは「感動した。胸のつかえが下りた思い」と語っていた。

 中央会長などを歴任した崔金粉中央常任顧問は、「婦人会の還暦祝いに私も参加することができ、これほど嬉しいことはない。婦人会がこんなに立派になれたのも、民団という大きな土台があったからこそ。これからも力をつけて、民団を支えて行きたい」とほおを上気させていた。

(2009.11.5 民団新聞)
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