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療養者の生き様写真で寄り添う…ハンセン病資料館企画展
「病棟を見舞う」と題した作品。2人とも同胞

「この人たちに光を」

 国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)は16日から始まる同企画展で在日同胞2世の写真家、趙根在さんの遺作を取り上げる。

 趙さんは1933年、愛知県生まれ。61年、多磨全生園で同胞入所者に出会い、「出口のない闇の中に閉じ込められている」と衝撃を受ける。趙さん自身、中学卒業後の一時期、岐阜県で光の届かない、死と隣り合わせの鉱山で働いた体験があるからこその共感だった。

 「その闇から抜け出したい」という入所者の切なる願いを社会に届けようとカメラを購入し、全国の療養所10カ所を回りながら、入所者と寝食を共にして撮影した。作品数は2万点に及ぶ。これらのなかから81点を紹介する。

 この中には在日同胞を被写体とした写真も含まれる。「病棟を見舞う」と題した作品(61年、多磨全生園)は、趙さんが初めて療養所内で撮影したもの。「写真を撮ってもいいか」と、おそるおそる尋ねる趙さんに、金成大さんは「故郷を離れて長く、自分を知る人は誰もいないけれど、社会の人たちに自分たちのことを伝えてほしい」と言って承諾したという。

 このほか、療養所内でハングルを勉強している姿や出入国管理体制への危機感から学習会を開いている場面も。「20世紀 負の遺産」といわれる「らい予防法」が廃止される以前のハンセン病の歴史を伝える貴重な作品群といえる。

講演会 29日に

 関連事業として、生前の趙さんと親交のあった大竹章さん(多磨全生園入所者)が趙さんの写真や思い出を語るイベントが29日13時30分から資料館映像ホールで。

 15年5月31日まで2階企画展示室(9時30〜16時30分、月曜日休館)。無料。同資料館(042・396・2909)。会期初日には趙さんの夫人、齋藤君子さんがテープカットに加わる。

(2014.11.12 民団新聞)
 

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