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韓日合作の演劇「その河をこえて、五月」(05.05.10)
 東京で再演へ…主演女優 白星姫さんに聞く

 韓日合作の演劇「その河をこえて、五月」が、13日に東京・新国立劇場で幕を開ける。舞台設定はソウルの漢江べり。韓国人と日本人が互いの言葉や文化の壁を乗り越えようとする姿を情感込めて描く。02年の初演では、朝日舞台芸術賞グランプリに輝き、韓国でも演劇賞を受賞した。満を持しての再演は、「日韓友情年2005」記念事業の一環。4月初旬に来日し、連日稽古に励む主演の白星姫さんに、お話を聞いた。

舞台を通じて心ひとつに

 −−数日後に3年ぶりの舞台に立つが…。
 緊張している。もっとうまく演じたいという気持ちが、そうさせているかもしれない。前回いい評価を受け、予想もしなかった賞までもらったのは、企画と内容がよかったからだと思う。演技者は当初、互いに相手の言葉がわからないので、ぎごちなかったが、稽古を続けるうちに心が一つになった。その雰囲気がそのまま舞台に出た。

 −−韓流などの韓日関係の変化をどう見るか。
 韓日間の交流は過去もあったし、未来にも受け継がれるものだ。政治の問題で風向きがどう変わっても、一人の演技者として人と人との関わりを通じて、人は親しくなれるという本来の姿を見せたい。政治は政治家に、スポーツはスポーツマンに任せ、演劇人は演技に対して忠実になるべきだ。演劇は人間を扱う芸術なのだから。

 −−日本の演劇ファンと在日へのメッセージを。
 芸術に国境はない。言葉の違いを乗り越えられる楽しい作品なので、一緒に楽しみましょうと伝えたい。異郷で苦労してきた在日の皆さんには、いろいろな葛藤が今もあると思うが、そんな気分からすっと抜け出せると思う。ぜひ会場に足を運んでほしい。

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白さんの略歴

 東国大学校文化芸術大学院卒。72年から3年、91年から3年の計6年間、女性として初めて韓国国立劇団の団長を歴任。現役の俳優として活躍する一方、同劇団の指導委員として後進の指導に当たっている。昨年芸歴60周年を迎えた。文化勲章など数々の賞を受賞している韓国演劇界の先駆者で現在、韓国芸術院の会員。

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「その河をこえて、五月」…5組10人を招待

 新国立劇場のご好意で、18日(水)14時開演のチケットを5組10名の方にプレゼントします。ご希望の方は住所、氏名、電話番号を明記の上、FAX03‐5419‐7555またはメールsenden@mindan.orgでお申し込みを。締め切りは15日正午。

(2005.05.10 民団新聞)
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